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露出の多い衣装の女性ダンサーを複数招いた自民党和歌山県連主催の会合に、滋賀県からも県議と市議計6人が出席していたことが、11日までに分かった。懇親会費を含む参加費は党滋賀県連が支出していた。出席した県議は「ダンスショーがあるとは知らずに参加したが、責任の一端はある」と述べ、滋賀県連に参加費の一部を返還することを検討しているとした。
参加していたのは井狩辰也滋賀県議と、大津市議2人、近江八幡、東近江、甲賀の各市議1人で、いずれも自民滋賀県連青年局に属している。滋賀県連によると、懇親会費を含む1人5千円の参加費は滋賀県連が直接、和歌山県連に支出していた。
懇親会では、ダンサーに口移しでチップを渡す参加者もいたという。京都新聞社の取材に対し、井狩県議は「一部の人が盛り上がっていた。チップなどは行き過ぎで、違和感があった」とした。
和歌山県連青年局長がダンサーを招いた理由を「多様性の重要性を問題提起しようと思った」と説明しているが、井狩県議は「多様性は感じなかった」という。懇親会の内容が適切ではなかったとして、「滋賀県連が出した参加費がダンスショーの費用に使用されたのであれば、参加した青年局メンバーで自己負担することを検討している」とした。
自民京都府連からは府議3人、元京都市議1人を含む計6人が参加していた。
現職議員はいずれも府議で、府連青年局長の中島武文氏、津田裕也氏、園崎弘道氏。中島氏によると、6人は懇親会の内容を事前に知らされておらず、終了後に会場で和歌山県連側に「これはまずいのではないか」と抗議した。懇親会費は私費で出したという。
中島氏は取材に「事前に内容を知らされていなかったとはいえ、その場で余興を止めることができず、結果的に信頼を損ねてしまった。大変申し訳ない」と謝罪した。
京都新聞
3/11(月) 18:39配信
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