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1月25日、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る事件をめぐり、安倍派(清和政策研究会)に所属する大西英男衆院議員は、党本部で記者団に「安倍派の主要幹部は十分責任を果たした」と主張した。同日、東京新聞が報じた。
安倍派幹部の処分について問われた大西氏は、こう持論を展開したという。
「自ら記者会見を開いて(裏金の)使途までも含めて明らかにしている。閣僚や党役員も辞職している。十分責任を果たせたと思う。党内にこれ以上の責任を求める声は、ほとんど直接聞いたことはない」
さらに、派閥幹部の政治責任の取り方について問われると、大西氏はこう述べたという。
「われわれは選挙で選ばれた人間だ。次の総選挙で審判を問う。萩生田光一前政調会長でいえば、東京都八王子市長選で野党が市政に全く関係ない政治とカネの問題を総がかりで批判してきたが、それを乗り越えて(自民の推薦候補が)勝ち抜いた。それは国民の審判を受けたと捉えている。西村康稔前経済産業相は寒い中、駅前で(釈明の)ビラ配りをしているそうだ」
だが、政治資金規正法違反による立件を免れた1月19日以降、安倍派幹部「5人組」は、秘書に責任を転嫁するような発言を続けている。
・世耕弘成前参院幹事長「秘書が私に報告しないまま還付金を簿外で管理していた」(1月19日の記者会見で。2018年以降5年間の不記載額は1542万円)
・西村康稔前経済産業相「秘書にはノルマ分を売ればよいと伝えており、還付金は把握していなかった」(1月19日の記者会見で。不記載額は100万円)
・萩生田光一前自民党政調会長「担当者が自分の机の鍵付きの引き出しで保管していた。還付金の支出などを含め把握していなかった」(1月22日の記者会見で。不記載額は2728万円))
不記載額が1051万円の松野博一前官房長官は1月19日に自身のHPにコメントを掲載、不記載額が1019万円の高木毅前国対委員長は1月22日にコメントを発表するだけで、記者会見を開いていない。
立憲民主党の蓮舫参院議員は1月25日、自身の「X」に大西氏の発言を報じた記事を貼り付けたうえで、こう書きこんだ。
《つくづく嫌気がさす。何様?》
大西氏が「安倍派の主要幹部は十分責任を果たした」と主張したことに、SNSでは批判的な声が殺到した。
《少なくとも説明責任は果たしていない。自分たちに甘いのが清和会 福田赳夫が泣いてるよ》
《一般人と感覚がずれていることを躊躇なく打ち出してしまっている》
《国民は舐められたもんですね…》
《火に油を注ぐスタイル 魔の4回生議員の自民党の大西英男さん》
大西氏の発言は、火に油を注いだだけとなったようだ。自民党内では、安倍派幹部らに、自発的な離党や議員辞職を求める声が強まっているという。
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1/26(金) 16:34
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