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鳥取市は5日、精神障害者手帳を持つ市民がマイナポータル（マイナンバーカードを使って行政手続きができる政府のサイト）にアクセスしたところ、他人の情報が表示されるトラブルがあったと発表した。市は、6月30日から同手帳とマイナポータルとの連携を一時停止しているが、個人情報の流出などは確認されていないとしている。
市障がい福祉課によると、6月29日に市民から「マイナポータルに自分のものではない手帳の情報がある」と連絡があった。調べたところ、別人の手帳番号、交付の年月日、障害の等級などが表示されていたという。
市は2018年に中核市となり、手帳交付業務が県から移管された。県時代の手帳番号と市が交付した番号が重複していた可能性もあり、原因を調べている。
連携の一時停止により、市が交付業務を担っている近隣4町（岩美、八頭、智頭、若桜）も含め、約3千人が影響を受ける。自身の情報がサイトで見られなかったり、スマホアプリを使った民間の割引サービスが受けられなかったりする影響があるが、紙の手帳があれば通常の福祉サービスは利用できるという。（奥平真也）
朝日新聞
2023/7/6 10:15
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