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現職と新人の2人の争いとなった静岡県知事選挙は、現職の川勝平太氏が、自民党推薦の新人を抑え、4回目の当選を確実にしました。
静岡県知事選挙は、午後8時に投票が締め切られました。
NHKの事前の情勢取材や20日投票した有権者を対象にした出口調査では、現職の川勝平太氏が、自民党が推薦した元国土交通副大臣の岩井茂樹氏を大きく引き離して極めて優勢です。
また、19日までに期日前投票をした人に行った調査でも、川勝氏が上回っていて、今後、順調に得票を伸ばすと見込まれることから、川勝氏の4回目の当選が確実になりました。
川勝氏は、京都府出身の72歳。
静岡文化芸術大学の学長などを務めたあと、平成21年の知事選挙で初当選しました。
選挙戦で、川勝氏は、3期12年の実績を強調し、新型コロナウイルス対策や、リニア中央新幹線の工事に伴う水資源問題などを取り上げ、「危機に直面する中でトップを代えるべきではない」と県政の継続を訴えました。
その結果、与野党双方の支持層に加え、無党派層からも幅広く支持を集め、4回目の当選を確実にしました。
一方、岩井氏は、12年ぶりに党本部推薦を出した自民党の支援を受けて県政の刷新を訴えましたが及びませんでした。
川勝平太氏は「新型コロナウイルスに対して、11月までにしっかり希望するすべての人に円滑にワクチン接種ができるように陣頭指揮をしたい。水の問題は、地球全体の問題であり、南アルプスの水、自然環境を守れるかどうかということなので、これを託されていると思ってしっかり解決して道筋をつけたい。今の危機を克服していきたい」と述べました。
NHKニュース
2021年6月20日 20時29分
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