19/05/16 02:17:06.32 o4HKt5ip0.net
>>1
会議にて。
会議「相澤という男が特ダネをつかんだな。しかし、危ないネタだ。彼が本気なら、ウチは本気で全力バックアップするんだが・・・」
報道部長「このネタに今後も死んでも食いついていくといった覚悟はあるのか試してみましょう。考査部に行けと命じます。彼の覚悟が本物なら、食いついてくるはずです。幸い、私は彼とは縁が深い。本気を見せれば伝わることぐらい分かるでしょう。」
報道部長「相澤さんには次の異動で考査部に行って頂くことになりました」
報道部長「こんな不本意なことになって申し訳ありません。東京で決めたことで、私にはどうしようもないんです…」
バカ(この人はいい人だなあ)
副局長(ここで本気で抵抗しないと報道は続けられんぞ、ともう一押ししておこう)「これからは考査の業務に専念してもらう」
バカ(報道の仕事はもうさせないのかぁ)
報道部長(ん?なぜ黙っているんだ?不当な人事だとは思わんのか?)「相澤さん、何かおっしゃりたいことはありませんか?」
バカ「何もありません。もう帰っていいですか?」
副局長「・・・何にもなかったな・・・」
報道部長「ありませんでしたね。申し訳ありません。」
副局長「いや、キミのせいじゃないよ。もっとホネのある奴かと思っていたが・・・。まあいい。このままいけば、上からの妨害は酷くなる一方だ。噛り付いてでもやり抜く覚悟がなけりゃ、辛いだけだからな。」
報道部長「一つの選択かもしれません。このネタを本気で追うなら、権力に本気で抗う覚悟がいります。上が右を向けと言われて右を向くような奴には勤まりませんからね。」