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19/04/30 18:37:15.88 MckBSWmN9.net
By Rafaële Brillaud 2019.4.28
この若い日本人ジャーナリストは、性暴力の存在が否定される国で、加害者を告発するため、勇敢にも公の場で発言をした。
大きなガラス窓の向こうで、桜の花がかすかに揺れている。東京の、桜の見えるこのカフェを伊藤詩織さんは対談の場所に指定してきた。春がやって来ているだろうことも忘れて。桜の季節を忘れてしまった日本人女性に会ったことのある人はいるだろうか?満開の桜の花を目にすると、突然苦しくなって涙が流れる。彼女はそんな不調和に気づく。「友人たちと花見をしなくなってから4年になります」溢れる感情とともに、彼女はこう語った。ちょうど4年前、2015年4月3日のことだった。彼女が体に痛みを感じて目を覚ますと、前夜一緒に酒を飲んだ男性にホテルの一室でレイプされている最中だった。彼女は食事の席でトイレに立ってから、ホテルの一室で目覚めるまでの数時間のことを一切何も覚えていなかった。彼女は「痛い」と言ったが、彼は行為をやめなかった。彼女は逃げ出すことができた。しかし、それは苦難の始まりでしかなかった。その後、病院も被害者支援センターも警察も、彼女に救いの手を差し伸べてくれなかった。大きな決意をしたせいで、彼女は事件の証拠となるいくつかの情報を集めることができた。しかし「上からの」指示で、加害者の逮捕は見合わせになってしまう。TBSの上層部の人間で、安倍首相の伝記作家でもある山口敬之は事件を否定している。彼が裁判所から追求されることはなかった。伊藤詩織さんは、日本の女性がほとんどしないことをした。つまり、彼女は声を上げたのだ。2017年、彼女は顔を出して証言をした。5月に記者会見を開き、10月には著書を出版した。彼女の物語である『Black Box』はフランス語に翻訳されたばかりだ。簡潔な、そして厳密で容赦ないタッチで書かれたこの本は、日本社会の知られざる側面を暴いてみせる。コロンビアのゲリラや、ペルーの密林の麻薬密売の元締めたちを取材したことのある、29歳の彼女はこう書いている。「私はおよそ60カ国を旅してきたが、辺境の地での滞在や取材で身に危険を感じたことはなかった。私が危険を味わったのは、アジアでもっとも安全な国の一つとして名高い、私の生まれた国、ここ日本だった」
この、自分の国に挑みかかる女性といった姿は、彼女の優しくしとやかな物腰をもつか細いシルエットの後ろに隠れて見えなくなってしまう。「私は庶民階層の、まったく普通の家の生まれなんです」このCalvin Klein のクリップビデオの新しい主要人物は、ジーンズにシャツという気取らない格好でこう強調する。彼女は神奈川県で、建築業に従事する父と専業主婦の母のもとに、三人姉弟の長女として生まれた。「妹と弟は、私と全く違う人生観を持っています。どうして私だけ違った風に育ったのでしょう…。昨年、従兄弟の結婚式のときに何人もの親戚の人が、私にまたこう尋ねたのです。「どうしてあなただけそんなに違うの?」って」
というのも、伊藤詩織さんは右へ倣えをしなければならないこの国で、絶えず進路を変えてきたからだ。9歳のとき、彼女はスカウトされてモデルの仕事を始める。「母が、FAXで送られてきた地図の下に道順と乗り換えの仕方を書いてくれて、私はその地図を持って一人で配役や撮影の現場に行っていました」
彼女は「ほかの子達と同じように振舞って、質問などしないのが当然な」学校で窮屈な思いをする。そして入院生活を送ったときに、人の命の短さに気づく。その後、海外の高校に1年間留学するために貯金を使い、カンザス州のホストファミリーのもとで寝泊りをする。卒業後、ヨーロッパとニューヨークで、ジャーナリズムを学ぶためにいくつものアルバイトをこなす。(ニューヨークで)彼女は、当時TBSのワシントン支局長だった山口敬之と出会う。のちに彼女は山口氏と東京で再会する。彼が仕事のポストをちらつかせたからだ。
2につづく
Léopold
@Bloom12005028
「伊藤詩織さん、捨て身の真実」
#OpentheBlackBox #MeToo
#WeToo
フランスの「Libération 」紙に掲載された #伊藤詩織 さんのインタビューを翻訳しました。2019年4月28日の記事です。訳文はこちらのブログに

URLリンク(laboitenoirejp.tumblr.)



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