18/12/19 10:28:36.54 ua1xtnYU0.net
…彼女は、かぐや(姫)さんだが、当時気の修練をしていて義兄の毘沙門天から指導を受け、かなりの腕前に上達していたそうだ
葛の葉爺は、そのために彼女を里子にし、養成していたのだ
奇妙な話だと思われるかもしれない 私も初めはそうだった
だが、古い一族の彼らにはその修法が伝わっており、何でもない事だったのだ
しかし単に術を修得するのでなく、それによりこの世の不幸を背負った人間達を救うため、彼女には特別な使命が課せられていた
第二弥勒になるということだ
葛の葉爺は、この世が変わらぬなら将来仏教で来るはずの弥勒菩薩に準じて、何かせねばと思っていたらしい
そこで愛娘(まなむすめ)に近い、別名「紅姫まどんな」のかぐやさんをこってり絞り、十二単(ひとえ)、わかるよね、お姫さんのかっこうだ、を着るのでなく
ぼろぼろになるまでいじめ抜き、(何やそれ、)つまり精神的に悪にわざとひれ伏させ、限界まで耐えさせて、悪の業(ごう、カルマ)にとらわれ苦しんだ悪人の心持ちを少しでも理解させられた
それで、やっと悪人のそばに行って話ができるのだ 救うためにね