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五月に種まきが終わると鬼神を祭る。群衆は歌って舞い、酒を飲み、昼夜休まない。
その舞いは、数十人がいっしょに立ち、円形に一列になって地を踏む。手を下げたり上げたりし、足もそれに合わせてうごく。
節回しは(中国、漢の)鐸舞に似たところがある。十月に収穫が終わるとまたこのようなことを繰り返す。
鬼神を信じ、主邑では、それぞれ一人を立てて天神の祭りをつかさどらせる。これを天君と名づけている。
また、諸国にはそれぞれ特別な集落があり、これを名づけて蘇塗(ソト)とする。大木を立て、鈴や鼓を懸けて鬼神に仕える。
さまざまな理由で隠れたり逃げたりしてその中に至ったものは皆これを引き渡さず、好んで賊を作っている。
その蘇塗を立てる意義は仏教の寺に似たところがあるが、行いの善悪に違いがある。
その(馬韓の)北方は(中国の)郡諸国に近く、やや礼に通じているが、遠いところは囚人や奴隷が集まっているに等しい。