18/07/24 19:08:25.26 UY4kTghK0.net
『アメリカのデモクラシー』を著したアレクシ・ド・トクヴィルが1830年代のアメリカを観察していて、
「下院議員は驚くほどバカばかりだが、上院議員は逆に素晴らしい人間ばかりだ」と評しています。
この差がどこから生じるのかといえば、上院は当時間接選挙だったんですね。選挙人を選び、
その選挙人がまた選ぶ。かつての自民党の派閥政治はまさにそのやり方だった。選ばれた議員が派閥の中で
派閥の代表を選ぶから、最終的にはまともな人間が残って派閥をリードして、ダメなヤツは挙手要員としての
陣笠議員になる。小選挙区制度を導入してそれを壊したのが小沢一郎氏ですね。
トップに誰が立つかだけで、選挙区に誰が立とうがその時々の人気に左右されてシロクロがつくだけ。
だから首相、官邸に権力を集中して党からは力が削がれた格好になっている。小選挙区は完全に官邸主導と
連動しています。小選挙区制ではトクヴィルが言うところの、「バカばっかり生まれ出てくる」のも必然だと思う。
私が日本国憲法を変えるとしたら、二院制を変える。衆議院議員の互選によって参議院議員を選び、
全ての権力を参議院に与える。これがベストな方法だと思いますよ。
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