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アルゼンチンペソ…
1992年ー127円
2009年ー25円
現在ー4.9円
URLリンク(www.bloomberg.co.jp)
アルゼンチン中銀、再び緊急利上げ-政策金利33.25%に
あれ、これは近未来の日本ですか?
つうかアルゼンチンってラテンアメリカで初めてジェット機を開発したような国なのだが…
20世紀初頭には、農牧業の輸出が大当たりして
GDPで五本の指に入る経済大国
ヨーロッパから1200万人もの移民が流れ込む
母を訪ねて三千里も貧しいイタリアから豊かなアルゼンチンに出稼ぎに行った母親を探す話
二度の世界大戦も関係なく、改革は行われない。
首都への一極集中も激しかった
現実は大地主と労働者の対立が激しかったつまり、中間層が没落
そのため、世界大恐慌で大ダメージ。
軍事クーデターで政情不安定
ペロンが台頭。ファシズムに傾倒。ペロンの政策は貧しい労働者に人気があった
しかし、ポピュリズムの最たるもので経済も国政も安定しない。
貧富の二極化が激しくなる一方でペロンの妻エビータは聖女扱い
その後軍事クーデターとペロン信奉者が争い混迷を極める軍政と民政の繰り返し
経済が好転しないので、国民の不満を目を外に向けるために
イギリス相手にフォークランド紛争を起こすがサッチャー怒らして大失敗。
21世紀初頭には、1ドル=1ペソの兌換制を廃止して債務不履行宣言
つまり、
①アルゼンチンの主要輸出品の牛肉、小麦の相対的下落
②主な輸出先だったイギリスの没落
③社会の固定化、新産業への乗り遅れ
④首都ブエノスアイレスへの一極集中
⑤政治、経済の政策の失敗