18/01/07 10:27:42.29 9YUVWCgI0.net
>>510
良いインタビューをありがとう 真実は圧倒的だ やはり語り継がねばならない
特攻は日本の恥部です。命を慈しむ日本の文化や伝統に反することです。命中率99%であったとしても、だめなんです。
志願を建前としていましたが、実際には強制でした。本人が望んでいない死を要求し、死なせる。こんなものは軍事ではない。国家のため、大義のためという、自己陶酔でしかない。
戦争とは人の生死をやり取りする闘争です。ロマンなどないんです。
特攻は米軍に畏怖(いふ)心を与え、日本本土上陸をためらわせた--との説がありますが、とんでもない。米軍は暗号名「コロネット」「オリンピック」などの上陸作戦を着々と準備していました。
一方の日本軍は「義勇兵役法」で国民の根こそぎ動員を決め、1億総特攻に駆り出そうとしていた。
国民一人一人が特攻要員だったんです。「特攻隊員は我々である」との視点が必要です。
あの時代に生きていれば、あの時代が繰り返されれば、自分も特攻隊員になるかもしれない。
特攻を考える時、必要なのは同情ではなく、連帯感です。隊員の苦衷、苦悶(くもん)が分かれば、美化することなどできないはずです。
「特攻で死んだ人に失礼ではないか」「彼らのおかげで今の日本がある」などと言ってくる人がいます。どうして、そんな軽々なことを言えるのか。
特攻を命じた指揮官たちと変わりませんよ。
クラウゼビッツ(プロイセンの軍事学者)は 戦争を「他の手段をもってする政治の延長」と位置付けました。
本来は政治こそが、軍事の上になければならなかった。日本が陥った軍部独裁は政治家たちだけの責任でもありません。国民も軍をもてはやし、甘やかした。
勝つことこそが軍の目的ですから、負けると分かっても戦争をやめることなどできなかった。
行き着いた先が特攻です。