17/11/17 21:22:54.23 Pw9Pd3jo0.net
ひとりぼっちで公園にいる寂しげな少年に、通りすがりの手品師C.モムーラ氏が話しかけました。
「キミ、元気を出しなさい」
モムーラ氏がパチンと指を鳴らすと、少年の手のなかにキラキラ光る紙切れがあらわれました。
「なにこれ……パーティー券? わー、楽しそうだね。有名アーティストとかも来るの?」
「有名アーティストは、来ないかな」
「じゃあ、だれが来るの?」
「有名政治家の孫とか、学校法人理事とか」
「へぇ……。とにかく、ありがとう!」
「なにかカン違いしてるようだね。キミにあげるとはいってないよ」
少年があらためてパーティー券を見ると、ねだん200まんえんと書いてありました。