17/11/17 21:23:40.24 Pw9Pd3jo0.net
「くれるんじゃないのかぁ……」
少年はポケットから200まんえんを取り出して、モムーラ氏に渡しました。
「大金を使っちゃった。パパに報告しなきゃ」
「待ちなさい」
モムーラ氏がまた指をパチンと鳴らすと、公園の池から泥人形が10体、這い上がってきました。
「報告の義務があるのは、20まんえん以上の場合だけだ。キミも含めて11人で、18まん1818えんずつ払ったことにすれば、報告の義務はなくなるよ」
「すごいよ、おじさん! ねえ、この手品のやりかたを詳しく説明してよ!」
「ああ、いいとも。だけど、いまおじさんはトギ戦の応援で忙しいんだ。トギ戦が終わったら、詳しく説明するよ」
「わかった。待ってる! 約束だよ!」