17/02/12 06:36:00.72 tkX4PZZ90.net
>>1
>架空の人物である神武天皇が即位した日を建国記念日としてるがなんの科学的・歴史的な根拠もない
2つ言える。
1)紀元前660年1月1日(旧暦)に即位した、というのは、歴史的事実ではない。
古代の歴代天皇は、記録通りなら異常に長寿だったということだが、そんなはずはないので。
2)神武天皇以降の何代かの天皇(いわゆる欠史八代あたりまで)を非実在とする説は、確かに戦後は主流の学説だった。
でも、考古学的な発見が相次ぐとともに、古代の天皇の実在性を認める方向に学界も変化してきたと思ってた。
1は今後も永久に覆らないだろうが、2は揺れていると思う。
例えば、最古級の巨大古墳である箸墓。
日本書紀によれば、被葬者は第7代孝霊天皇皇女の倭迹迹日百襲姫命とされる。
もし欠史八代に該当する孝霊天皇を非実在とすると、当然その娘の倭迹迹日百襲姫命も非実在ということになる。
ところが、考古学的知見は、日本書紀の伝承を裏付けているように見える(大坂山の石を運んだという記述があるが、実際に大阪産の石が使われていることや、吉備との関係を伺わせる特殊器台の出土など)。
つまり、古事記や日本書紀の記述にも、歴史的事実の核があった、というのが最近の潮流かと。