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今年は敗戦70年目。安倍政権や「戦争法案」を批判する文脈のなかでも、戦後70年つづく「平和」「民主主義」などなどの認識を表出しているメディアが数多くあることに強い違和感を感じ、本書を手にとった。
著者は、1938年生まれの沖縄出身カメラマン。4歳で本土に移住し、ベトナム戦争の4年間の従軍取材も体験した著者には、戦後70年間、とくに沖縄はどう見えたのか。日本の平和や民主主義は本物なのかと。
「琉球人・沖縄人の先祖たち、今生きる人々の怒りと共鳴しながら、私はこの本を、「在日沖縄人」として書き綴った」と著者は語る。
公民化教育、本土防衛の捨石とされた沖縄戦、日本独立のために沖縄を切り捨てた「サンフランシスコ条約」調印、本土復帰後の「安保条約」と米軍基地の押しつけ、をはじめ、
沖縄の民意無視のオスプレイ強行配備、辺野古新基地建設、東村・高江のヘリパッド基地建設にいたるまで、すでに「はじめに」から列挙され、強い怒りが表明されている。
戦後最悪の政権、今夏の安倍政権との闘いを「平和国家」「民主主義」の幻を清算する契機とし、二度と同様の政権を生まない本物の平和、民主主義を築きたい。(RaSP…)
部落解放同盟機関紙・解放
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