16/02/13 14:28:16.35 .net
>>700
やる夫とやらない夫で巡る、あの頃のゲーム業界 PCエンジン編・後編
URLリンク(oyoguyaruo.blog72.fc2.com)
CD-ROM2は540メガバイトの大容量。
けれどそのデータは、ゲーム機と直結しているわけではなく、
一度、PCエンジン本体側のメモリに読み込まないと利用ができない。
例えるなら、CD-ROM2は莫大な蔵書を誇る図書館だ。
そこにある本(データ)は、一度机の上(本体側メモリ)に持ってくることで閲覧が許される。
けれど、机の上があまりに小さくて膨大な本をうまく活用ができない。
なにかある度に行ったり来たりしてちまちまと本を入れ替えなければならなかった。
本体側メモリは0.5メガビット=64キロバイト。
そしてCD-ROM2の540メガバイトは、換算すると552960キロバイト。
すなわち答えは8640分の1になる。
これでは、CD-ROM2の大容量データを有効的に活用できたとはとても言えないだろ。常識的に考えて。
しかもPCエンジンCD-ROMは8bitの論理制限食らってるからプログラムの最大容量は200MB前後なんだよな
太田出版 CONTINUE「メガドライブ大全」p207
―なぜゲームアーツはメガCDに力を注いだんでしょうか?
宮路:86-87年頃からCD-ROMの研究をしていたんですよ。
フィリップス社が提唱したCD-iって規格を追っかけていて「これは面白い、やろうかな」って。
で、90年ぐらいかな。PCエンジンのCD-ROM2が出てきたけど、アレってランダムアクセスが出来ないんですよ。
「これ、カセット(テープ)じゃん」って。
―頭から読んでいくしかなかったんですか(笑)。
宮路:それで読み込みの失敗に備えて、同じデータを3回書き込んでるんですよ。
「それは、ちょっと違うよね」って感じで。
そうしたらセガが16ビットで本来のCD規格に沿ったものを出すという事でメガCDをやろうと思ったんです。
そういえばナムコはメガCDには参入してソフトも出してるよな