04/01/07 00:03.net
あこぎ 【阿漕】
(名)
三重県津市の海岸の辺りの地名。昔、伊勢神宮に供える魚をとるための
禁漁域であった。漁師が密漁して捕らえられたという話が謡曲「阿漕」
などにあるが、「古今六帖 3」の「逢ふ事を阿漕の島にひく網のたび重
ならば人も知りなむ」に基づく後世の付会とされる。「阿漕が浦」「阿
漕の島」などと和歌に詠まれた。[歌枕]
1 0 (形動)[文]ナリ
〔 の歌・伝説から、しつこくずうずうしい意を生じたもの〕
(1)貪欲で無情なさま。強欲であくどいさま。
「―なかせぎ方」「―な商売」
(2)繰り返すさま。しつこいさま。
「阿漕の海士(あま)の―にも過ぎにし方を思ひ出で/浄瑠璃・丹波与作(下)」
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