06/07/31 22:56:53 MMiSIURA.net
キヤノンは偽装請負を解消 労災や保険の責任明確化
キヤノンは31日、請負業者が労働局の許可なく工場などに人材を派遣する
「偽装請負」を年内に解消する方針を明らかにした。
偽装請負は、安全管理や社会保険契約に関する責任の所在が不明確な上、
労働者のリストラにもつながりかねないと判断した。
全国の労働局が2005年度に、キヤノンを含む約358社に偽装請負があると文書で指導していた。
それを受けキヤノンは8月1日に対策委員会を開き、偽装請負の可能性がある部署を、
人材派遣へ切り替えるほか、請負業者に保険加入の指導を徹底することにした。
2万人以上の請負・派遣労働者から数百人を正社員雇用する。
請負業者は本来、労働者を使い受託した業務を実行する。
だが偽装請負は、企業へ労働者を送り込むだけの実質的な派遣業。
無許可の人材派遣は違法である上、雇用主がすべき社会保険への加入や安全管理の
責任があいまいになる場合がある。