16/09/14 22:59:07.15 kQyL61fW.net
>>352
自分自身、重い設定は好きだけどバッドエンドは苦手だから救いに繋がるような内容にはしてある(と思う)。
というわけでバッドも投下。
ハイアンドロー:エンディングB『もう一度、仲間達と共に』
24階でのウィンとの戦いに敗れ、ギルド『ハイアンドロー』は壊滅。ウィンはそのまま最奥の元凶を討ち滅ぼし第五階層の未知の技術の情報を持ち王女のもとへ帰還する。
数年後、ウィンから齎された樹海の技術により隆盛を果たした『国』が王都及びアイオリスの街を侵略、世界樹は『国』の管理下に置かれる。
それによって一握りのアースランのみが世界樹の恩恵を独占、残された多くの民及びブラニー・セリアン・ルナリアは『国』に管理・支配されるようになってしまう。
それから数十年後、『国』から逃れながら一人当てもなく樹海を彷徨うブラニーがいた。
それはギルド『ハイアンドロー』の唯一の生き残りであるセレネ・ルナリィであった。
幸か不幸か、ウィンとの戦いで奇跡的にも生き残ってしまっていた彼女は死に場所を求めるかのように樹海を、それも『国』にとっても前人未踏の地である第六階層を彷徨っていた。
(ちなみにウィンは命令のためとはいえ『大切な仲間達を自ら手にかけてしまった』ショックから精神が崩壊してしまい、帰還から数年後に衰弱死している)
やがて第六階層の奥でセレネは最大の敵である星喰と対峙。既に精根尽き果てていた彼女は星喰に自身を殺すよう懇願する。
星喰がそれを理解したのかは不明だが、迫りくる星喰の攻撃を前にセレネはゆっくりと目を閉じる。
『これでようやく……みんなにまた会えるわね……』
そう呟いた次の瞬間、セレネの身体は塵一つ残さず消し飛ばされ、彼女の魂は安らかに大切な仲間達の元へ逝った……。
……はずだった。
少ししてセレネは目を覚ました。そこはまだ平和だった頃の、そしてまだ自分がギルド『ハイアンドロー』に所属する前のアイオリスの街だった。
そこでセレネは再びかつての仲間達と出会う。彼達は自分が知る仲間達とは少し違うが、それでも紛れもない同一人物だと確信することが出来た。
自分が知るアイオリスとは少し違うこの『次の』アイオリスで、セレネの新たな旅が始まるのだった……。
・『次の』アイオリス
星喰に殺されたはずのセレネが辿り着いたアイオリスの街。大まかな点はセレネが元いたアイオリスと同じ。
セレネの持つ『前世の記憶』のスキルによって記憶を保ったまま輪廻転生によって辿り着いたのか、それとも星喰の攻撃によって並行世界に飛ばされてしまったのかは不明。
少なくとも後述の仲間達の特徴から、単純な時間遡行ではないことだけは確か。
・『次の』ハイアンドローに関して
『次の』アイオリスにおけるハイアンドローの面々の特徴として
・外見やクラス、年齢等に差異は無い
・大なり小なり、性格やそれまで歩んできた生い立ち等に差異がある。しかし『前の』ハイアンドローの面々と共通するところもあり同一人物であると実感出来る。
・セレネ以外は二つ名の種類が入れ替わっている、また二つ名の名前も異なる。
(ウィンの二つ名が金剛→砲火になっているなど)