16/09/10 00:56:03.00 QPzsiwjx.net
「ふう……やっぱ樹海の強敵モンスター、ムカつく夏のゴロツキには
プシュっと一吹き石化の香ね。お求めはアイオリスの大市まで、定価は250enよ」
宣伝?
「死霊毎を爆破させたり闇に引きずり込んだりってので
駆除の方法はいくらでもあるんだけどね、これだと後片付けとかも簡単で助かるのよ」
「そ、そうっすか……」
引き気味に相槌を打つと、彼女は「さてと」と艶やかな笑顔をこちらに向けた。
眼鏡の奥の聡明そうな瞳は、まるで俺の全てを見透かしているようだった。
「はい、これ」
差し出されたのは1枚の紙切れだった。表には丸っこい字で「いらいしょ」と書かれている。
「これって……」
「君が変態に絡まれてる間にね、小さな女の子がクエストカウンターに置いていったの。
でもその依頼、名無しな上にそんじょそこらの冒険者じゃ歯が立ちそうにないのよ。
だから、貴方に頼んでもいいかしら?」
「小さい女の子って……」
まさか。俺はひったくるように紙切れを受け取るとその丸っこい字に目を通した。
ぜんりゃくボウケンシャーさま
友だちとケンカをしてしまいました
その子はわたしのおきにいりのブローチをなくしてしまったんです
だからわたしはすごくすごくおこりました
それからその子とあそんでません。
でも、何日もたつとそれがすごくすごくさみしくなってきました
ブローチをなくされたときよりさみしいです
だからわたしとその子をなかなおりさせてください
ほうしゅーは5enと虫のヌケガラでおねがいします
読み終えた俺は整理のつかない心のまま目前の姉ちゃんを見た。
「初依頼の日に初クエストだなんて贅沢ね。いってらっしゃい、気を付けてね」
不思議と勇気の出てくるその言葉に押されて、俺は駆け出した。
……俺は依頼人、只今クエスト中だ。
冒険者たちの激励を背に店を出た俺は、変態の石像を通り過ぎて街道を走る。
そしてとぼとぼと前を歩く女の子の見つけ、その名前を叫んで呼んだ。
293:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 00:56:57.56 QPzsiwjx.net
ケース4.『戦乱:勘違う大市の果て』
ども。ウチ、ジェネッタって言います。名前はジェネッタです。
この街で宿屋やってます。
今日はおねいちゃんの言いつけで晩御飯の買い出しに来ています。
アイオリスの大市……そこは商人と主婦の戦場。
この刹那にもどこかで血で血を洗う値切り合戦が行われているのです。まさに諸行無常ですね。
ウチもそんな戦いを繰り返して、後はセリク君のお店で新しい包丁を貰えば任務完了です。
ですが、これは一体どういうことでしょう。
セリク君のお店が……閉まってしまっているのです。
もう一度言います。しまって、しまっているのです。
……ウチは不審に思ってお店の裏を覗いてみました。
そこには一心不乱に火花を散らすセリク君の姿があったのです。
よーせつ?か何かはわかりませんが何かを作っている様子、気になったのでしばらく見守ってみることにしました。
するとしばらくして「ヤッターウマクイッタヨー」との声が。
ウチはあんパンとミルクを仕舞ってもう一度セリク君を見ます。
セリク君は大きな風呂敷に沢山の物を詰め込んで、どこかに出かけるようです。
移動を始める前の神妙な顔つきと深い溜め息、これは事件の臭いがします。
彼はきっと何か大きな陰謀に巻き込まれて望まぬ発明品を作らされ、それを届けに行くのかも知れません。
同じアイオリスに住む同胞として、これは見過ごせません。
しかし急いては事を仕損じると申します。ここはもう少し様子を見ることにしましょう。
悪の組織への献上品を携えた彼の行先は、どうもウチらの宿屋のほうみたいです。
っていうか、宿屋の前でセリク君立ち止まっちゃいました。宿屋をガン見してます。
こ、これはもしや黒幕はお客さんの誰かなんでしょうか。
なんということでしょう、計らずともウチらは悪の研究に加担してたことになります。灯台下暗しとはこのことです。
……セリク君に動きがありました。どうやら宿屋の裏に回り込むようです。
お客さんの部屋の窓が並ぶ裏庭まで来たセリク君は、風呂敷から何かを引きずり出しました。
結構デカいみたいです。
そしてその全容を目にしたウチは、思わず声を上げてしまいそうになりました……上げませんでしたけどね、お口にチャックというやつです。
風呂敷から出てきたのは、もう一人のセリク君でした。
どうやら悪の組織が命じたのはクローン技術の開発だったようです。
クローンセリク君は背中のゼンマイを回されるとカタカタと進んで行きます。
そんでとある部屋の前に立つと、窓に向かって吸盤みたいなものがついた棒を伸ばし始めたのです。
何をするつもりでしょうか。あの部屋に闇の首領がいるのでしょうか。
手に汗握るウチの前で、窓が開けられました。クローンセリク君が「ヤッターウマクイッタヨー」と声を上げます。
これはまさかの空き巣ですか?
でも、それを聞いたオリジナルセリク君は意外にも店の表に戻って行ってしまいました。どういうことでしょう。
そして正面玄関から堂々と入ったセリク君はさっきの部屋のある廊下へと進んで行きます。
勿論ウチも追います。途中でおねいちゃんに「買い物は?」なんて聞かれましたが今はそれどころじゃありません。
あんパンとミルクを押し付けて更に後を追うと、やっぱりさっきの部屋の前にセリク君が立っています。
294:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 00:59:03.86 QPzsiwjx.net
ようやく密会の瞬間が来るようです。セリク君もお顔全体を覆うマスクで正体を隠します。
きっと名前も顔も知られちゃいけないんでしょう。それが裏社会を生き抜く秘訣というやつなんですね。
部屋の扉がゆっくり開いて、中からブラニーの女の子が出てきました。
こっちも美容パックみたいなのでお顔を隠してますが、ウチにはわかります。お部屋ナンバー◆◆◆◆◆のお客さん、破滅野ハナビさんという方です。
ハナビさんがセリク君の取り出した袋を受け取ります。ああっと粉のようなものが落ちました。これは動かぬ証拠です。
とんでもないことです。ウチの宿屋で薬物売買が行われてるなんて……
二人ともウチのお得意さん、これ以上闇に染まっていくのを黙ってはいられません!
ウチは二人目がけて駆け出しました。
「ダメですよ二人とも~! 薬は二十歳を過ぎてから、ですよ~!」
「え、ジェネッタちゃん?」
「それを言うならお酒は……って駄目だこっち来ちゃ! 止まって! 戻って!」
「ふえっ?」
セリク君が鋭い声で何かを叫びましたが、何だか甘い匂いがして、頭がほんわかして上手く考えられません。
っていうか、だんだん眠く……ってか寝る子は育つ……?
……ウチはジェネッタ、夢の中にいます。
目が覚めて身体を起こすと、さっきと同じ廊下がありました。
そんで目の前では正座したハナビさんがセリク君に叱られていました。
「だからいつも言ってるじゃないか! この香は戦闘用なの! 部屋で焚くもんじゃないの!
今回は眠りの香だったからよかったものの、前に毒の香とか焚いてたよね君!」
「ごめんなさい……でも乙女のスキンケアには無駄にできる時間なんかないの。
全ては王子様みたいな人間に見初められて恋をするためなのよ……美肌に賭ける女の子の気持ち、セリク君はわかってくれないの?」
「いやだから、これに美肌効果とかないから! ほらジェネッタさんも起きたなら言ってやってよ……!」
「……感動しました」
「へ?」
ウチも、ウチも白馬の王子様に憧れていた時期があります。
いいえ、全世界の女の子は常時パッシブで王子様を待ち望んでいるのです。
「そんな恋の為なら! ちょっとくらい危険なことでも許せちゃいます! ウチは応援しますよハナビさん!」
「ジェネッタちゃん……!」
「いやあの……二人とも……?」
「でもハンパはいけません。どうせなら宿のこの辺りをお香美容ルームにして―パンも焼けるように―」
「わあいいですね! じゃあじゃあ、雰囲気演出にブヨブヨを―飾りつけには兵馬俑を―」
「……代金は後でいいや。僕帰るからねー」
花咲くガールズトークの後、いつの間にかセリク君はいなくなってました。
この夜はおねいちゃんの機嫌が悪かったです。晩御飯も少し少ない気がしましたし……改造の案も却下されてしまいました。
でも負けません! お客さんとの共同作業、必ず成功させてみせます! 粉骨砕身です!
295:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 01:00:11.80 QPzsiwjx.net
ケース5.『戦場:そのギルドは釣れるか釣れぬか』
俺は樹海魚、名前はまだない。
木漏れ日がまだら模様に反射する水面……季節を通して安定した水温を保つこの水場が俺たちの住処だ。
この階の水中には飛びぬけた実力のF.O.Eはおらず、毎日は安穏と過ぎ去っていく。
少々退屈な暮らしだが、そんな毎日の中にも娯楽は存在する。
否、娯楽自らがやってくるのだ。
水面が微かに揺れた。木々のざわめきにガチャリという金属音が混じる。
俺はすぐさま水面近くまで浮上し、水辺の様子を盗み見た。そう娯楽がやってきたのだ。
透明度の高い樹海の水を挟んで陸側に現れたのは、漆黒の重鎧に身を包んだ大柄な人間。
そいつは今日も水辺の切り株に腰掛け、餌をポチャリと投げ入れてくる。
ミミズ……完全にご馳走だ。俺たちの好みを知り尽くしてやがる。
もちろん慈悲や恩情の品というわけではない。これはフィッシングという娯楽、ゲームなのだ。
それも内容は血も涙もないデス・ゲームと来た。
豪華景品に釣られ不用意にパクリと行けば即ジ・エンド。
餌に仕込まれた針が口に刺さり、そこから伸びる糸にあっちの世界へと連れて行かれてしまうわけだ。
そうして帰ってこなかった仲間は数知れず……まさに生死を賭けた真剣勝負というわけだな。
死ぬのが怖けりゃやらなきゃいいって? そんなんじゃ退屈に飼い殺されちまうよ。
これでも何度か生き抜いてきたんだ……男と男の一対一、俺は甘んじて受けるぜ!
……とはいえ呆気ない幕切れじゃあ詰まらない。慎重になるべきところは慎重にだ。
目の前を揺れ動くミミズ、まずはこれにギリギリまで接近する。
ここは大胆でいい。この罠は食いつきさえしなければ向こうから危害を加えてくることはない。
勝負はここからだ。
何度も言うが樹海の水は澄んでいる。こっちから向こうが丸見えということは向こうさんからもこっちが丸見えということだ。
見てから釣り上げ余裕でしたとはいかせない、ここからはフェイントを織り交ぜる。
ミミズをつつき、様子を見る。これで焦りなんかが顔に表れてくれりゃ楽なんだが。
奴の顔は漆黒の兜に覆われ、表情を悟らせてくれない。そのための装備なのだろう。
更に二度三度、続けてミミズをつついてみる。
いつもなら表情は見えなくとも腕や指にピクリと反応があるところだが、未だその素振りも見せない。
勝負中に寝入る奴じゃない。どうやら今日はあいつも本気のようだ。どうしても俺たちを釣り帰らねばならない理由があるらしい。
俄然面白くなってきた。
俺は四方八方からミミズをつつき揺らし、口を開いては閉め、怒涛のフェイントを浴びせかける。
自己評価では残像が出るレベルの動きだったのだが、それでもあいつは微動だにしない。
流石は俺のライバル……今日は長丁場になりそうだぜ。
そうして息の詰まる攻防が続くこと数刻、日は陰り、水面が朱に染まってきた頃のことだった。
296:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 01:03:15.78 QPzsiwjx.net
樹海の茂みが揺れて、そこから人間の幼女が顔を出した。
人間と言ってもその肌や髪は毒々しいまでの黄色で、頭には角が生えている。奴らにも個体差というものがあるのだ。
そいつは黒鎧の隣にちょこんと座り、話しかけるでもなくこっちを見詰めてくる。
好機だ。時折現れるこいつがいると、黒鎧の動きに戸惑いが生まれる。
「…………今日は、どうした。また追われたのか」
そうやって話しかけるということは、少なくとも神経の数%を幼女に割いているということだ。
「…………まあ、そう。メイガスもハナビも、あとジェネッタもリリも、私に変な服着せようとする……不快」
「…………そうか、大変だな」
幼女はコクリと頷き、再び静寂が始まる。
ちっ、もう少し会話に花咲かせてくれりゃわかりやすい隙が出来そうなんだがな。どうにもこいつらは口数が少ない。
「…………樹海探索はどうだ。アイオリスにはもう慣れたか」
思春期の娘を気遣う親父か。
「…………探索はまあまあ。アイオリスも、まあまあ」
「…………そうか」
「…………うん」
……途切れたよ会話。
今のは親父が悪い。せめてどっちかに絞って聞いてやれよ。適当に聞いてるのバレバレだ。
「…………でも、ここ好き」
おお、珍しく幼女から話しかけた。
ミミズの位置がピクリと下がった。安らぎを感じることによる筋弛緩、いわゆる隙だ。
「…………そうか」
「…………うん」
先程と同じ流れに聞こえるが、この会話は途切れていない。
無骨でいつも頼られる男が珍しくストレートに好きと言われて返しに困っているのだ。
黒鎧の声色なら同い年くらいの娘を持っていてもおかしくはない。もしかしたら存在を重ねているのかもしれない。
ともかく、今あの兜の中は幼女へかける言葉の推敲でいっぱいのはずだ。
これは明確な隙、千載一遇のチャンス、勝利の方程式だ。
俺は意を決してミミズに食らいつく! 糸が張ったのがわかった。
だがその糸に引っ張られ針が俺の口内を貫くより速く、俺はその場から離脱することに成功した。
我が口の中には確かに戦利品、少々ふやけたミミズがある。
297:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 01:04:04.71 QPzsiwjx.net
「むっ、しまったな。俺の修行もまだまだのようだ」
本人からも敗北宣言があったように、この一戦は俺の勝利だ
「……逃げられちゃったの?」
ああそうだとも。俺は逃げ延び、そして生き延びた。この瞬間こそが生を感じられる時なのだ。
「そのようだ。今日は妻が家でパーティをひらくというのでな。
大目に釣って帰りたかったのだが……やはり欲は平常心を乱すな」
そう言って黒鎧は「今日はどうも旗色が悪い」と切り株から腰を上げた。
どうやらこれにて決着。また次の勝負に向けて英気を養うとしよう。
と、宴も竹縄というその時だった。
ちょこんと座り込んでいた幼女がおもむろに立ち上がり、水際からこちらを覗き込んでくる。
「…………魚、欲しいんだよね? 私も、釣る」
そう言いながら幼女はぼんやりとした目で俺を見詰めてくる。
何だ? やんのか? 悪いがお前のような小娘じゃ相手にならんぞ。俺を釣ろうなんざ数百年早い。
挑戦的に水面を跳ね、水をその顔にかけてやる。表情が少しムスっとする。青いな……黄色いけど。
そんな青臭い初心者フィッシャーは、何を思ったのか黄色い腕を水に浸けた。
何やらその腕全体が黄色い光に包まれているようにも見えるが、まあ釣竿も餌もなしじゃ話にも―
「…………ライトニング」
―俺は樹海魚、もう名付けられることはない。
視界の途切れる間際、最後に見た光景は黄色い閃光に包まれる水場だった。
ゆっくりと、身体が浮上していく。
もうすぐこの耳に届く音も途絶えてしまうのだろう。最後に聞こえたのは……
「……ん、お礼。いつもここにいさせてくれるから」
「あ、ああ、すまないな礼を言おう。だがあまり無茶をするなよ?」
「…………うん」
微笑ましいなオイ。
298:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 01:08:06.64 QPzsiwjx.net
……以上でした。
貼ってる途中で文字数制限などで思ったよりレスを消費することがわかってきて何かアレな気持ちになりましたわ……
これが上で出てた支部池ってやつなんだろうか
299:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 01:48:42.23 mgKZJ8Lf.net
乙です。
ミクロな視点に文才感じる。
魔物パーティといい発想力も羨ましい…
300:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 03:08:00.67 zTNtIE5P.net
とても面白かった
NPC視点通り越して鶏視点、魚視点から書けるとか凄いな
301:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 05:53:29.64 Bu05Zt7H.net
オッツ
よくこんな長いもん書けるなぁ…
自分でも挑戦してみるかなぁ
302:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 12:46:01.04 wRv4wx7s.net
一応俺もSS書いてはみたんだが……俺が書くとどうしても会話文多めで地の分が最低限のト書きぐらいになっちゃうんだよなぁ。
303:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 14:11:34.06 RUgNASio.net
4層あたりまで進むとメインパーティの戦法に飽きたり、より良い運用法を思いついたりして何人かを転職させたくなるよな
脳内設定ガッチガチに固まっちゃったから転職させ辛かったけど、逆にこれを
それぞれのキャラの成長イベントとして考えればよくね?と思うことにしたらさらに妄想が捗った
304:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 14:32:15.30 Bu05Zt7H.net
>>302
まあまあ晒してみなされ
ここならある程度気軽に晒せるし
305:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 15:11:57.74 wRv4wx7s.net
>>303
うちの場合二つ名解放してからのメイン戦法が『死霊3体出てる状態でドラグーンに咆哮&墓穴で殲滅+チェイスハーブで立て直し』というド安定戦法だったからなぁ……。
設定的にも『ドMと死霊と敵による疑似SMプレイ~ハーブによるアフターケアも添えて~』と妙にマッチしたから全く転職の出番が無いw
>>304
じゃあ晒してみるかな。ただ、今出先だからもう少し後でかつID変わることになるが待っててくれ。
306:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 15:22:51.88 RUgNASio.net
>>305
>>181の者だけど、俺もまさにその戦法に変えたいと悩んでた
うちの場合は三途渡りも使わせる予定だから、タゲを集めたドラグーンが敵に加えて四刀マスラオにも襲われることになるけどw
何かに目覚めてしまったドラグーンがサイコストーカーの鬱憤晴らしに付き合うようになり
結果的にギルドの空気が円満になってバッドエンド回避って流れでパーティ練り直してみようかな
307:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 15:43:34.53 Bu05Zt7H.net
うちは主人公が活躍できることを重視したし、転職も休養もなく進めてるなぁ
戦法も先制咆哮→カウンターガード→地の利→泡沫ぶっぱしかしないし、良くも悪くもクレイルがバステ撒き 回復 メインアタッカーと過労死しそうなほど働いている
308:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 17:14:36.46 OfuMqD3p.net
うちの子達はレベル揃えたいから何回か休養してるけどライチ以外戦略が安定とかしたことないなぁ
盾にガード&マウントやらせつつモンスターの適正参考にしながらやってるわ
そのライチも気が付くと殴り要員になっているがな!
>>298
漱石好きなん?
即売で出せるレベルじゃないですかヤダーwww
309:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 17:43:34.23 w1EtpRL+.net
>>306
※ドM騎士が仲間を見つけたらしくアップを始めました。
310:305
16/09/10 19:40:47.92 w1EtpRL+.net
少し遅れたが晒してみる
・設定に関しては前スレ>>705~今スレ>>6を参照
・会話文多め・地の分少なめ
・わずかなメタ発言あり
・多分5・6レスぐらい
ハイアンドローSS『秘密』
「~♪~~♪」
特徴的な白の長髪を靡かせ、上機嫌に鼻歌を歌いながらアイオリスの街を一人歩くセリアンの少女がいた。
ギルド『ハイアンドロー』のメンバーの一人、シャン・フェリルである。
この日はちょうど『ハイアンドロー』の面々にとっては休日であり、樹海から離れて各々休日を謳歌していた。
彼女もまた久々の休日ということで『ある場所』へと向かっていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「……気づいてないわよね?」ヒソヒソ
「大丈夫みたいです」ヒソヒソ
「どこ……行くんだろ……?」ヒソヒソ
「気になるねー」ヒソヒソ
「でもあのシャンがあれだけ浮かれてるのよ?相当楽しみにしてることだけは間違いないわ」ヒソヒソ
そんな彼女を遠巻きに見張りながら尾行する五つの影があった。それぞれシャンと同じくギルド『ハイアンドロー』のメンバーであるミーヤ・ナミネ・ティア・ウィン・カエデである。
「それに、いつもどこに行くのか誰にも教えないのよ?きっと何か恥ずかしい秘密とかに違いないわ!……フフフ……これでようやくあいつの弱みを握れるわぁ……」
そう息巻いて妖しい笑みを浮かべるカエデ。いつもシャンとは犬猿の仲でありながら常にシャンに優位を取られている彼女にとっては、まさに千載一遇のチャンスといったところなのであろう。
「アンタねぇ……まぁでも確かに休みの日は毎日通ってるみたいだし、どこに行ってるのかは気になるわね」
そんなカエデの様子に『やれやれ』といった仕草を浮かべながらも、シャンの『秘密』に興味津々のミーヤ。
「人の秘密を勝手に暴くのは少々心苦しいですが……でもちょっと気になります」
「私も……シャンがいつもどこに行ってるのか……気になる……」
「ボクもリーダーとしてギルドのみんながどこに行ってるのか把握しておく必要があるからね。それにもしバレてもあとでごしゅ……シャンちゃんが踏んでくれるかもしれないからね」
約一名不純な動機が見えたが、どうやら他の三人も同じようである。
「……とりあえずウィンのドMぶりはいつものことだからスルーするとして、他の皆はどうしてるの?」
「レンは家事、ガルは暇だったらしいからその手伝い、レナは猟犬達の訓練、セレネはレンとガルのやり取りを見て悶えてたわ」
「……まぁ特に何も問題を起こさないようならいいわよ。あたしもせっかくの休みなのにあちこちに謝罪と詫び入れに回りたくないし」
311:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 19:41:45.97 w1EtpRL+.net
「あ!皆さん見て下さい!どうやらあそこに入っていくみたいですよ」
そう言い放ったナミネの指差す先には、確かに少々大きめの施設に入っていくシャンの姿があった。
一行はシャンが完全に中に入ったのを確認し、その施設の入り口に近づく。
「……孤児院?」
シャンが入っていった施設。それはアイオリスの街の表通りから少し離れたところにある孤児院であった。
「なんでこんなところに……?」
「どんな用があるんでしょうか……?」
「うーん……シャンちゃんの性格とあの楽しそうな様子を考えてみると……」
『…………』
「いやいやいやいやいくらなんでも色々と不味いでしょ倫理的にもスレの対象年齢的にも」
「え、いやちょっと待って?色々と問題起こしてきたけどついにうちから逮捕者出るの?……ごめん割とガチで胃がねじ切れそうになってきたんだけど」
「えっと……ミーちゃん、ぽんぽん大丈夫……?あと……中でシャンは何してるの……?」
「え、えぇとティアさんそれは……/// ……と、とりあえずミーヤさんはこれ飲んで下さい!///」(胃薬差し出し)
「シャンちゃん……いくらなんでも小さい子供たちにそんなうらやま酷いことしちゃダメだよ……!ボクなら代わりに何でもしてあげるのに……」
『ワーワー!』
一行が慌てながらそんな会話を繰り広げていると(なおウィンはミーヤにリバーブローをぶち込まれた)、孤児院の中から子供達のものと思われる大きな声が響いてきた。
「この声……まさかあいつ着いて早々やらかしたっていうの!?」
「どどど、どうしましょう!」
「今すぐ突っ込んで止めるべき?……いやでもそうすると中の子供達に危険が及ぶ可能性も……」
ミーヤ・ナミネ・カエデの三人はどうすべきか決めあぐねていた(なおウィンはリバーブローでちょうど脚縛りが入り悶えていた)。
「……あ。……あそこの窓からなら……中……覗けるかも……」
が、そんな中いまいち状況が飲み込めていないティアは孤児院の中を覗けそうな窓を発見する。
そしてそんな四人を置いて窓の方へ歩いて行ってしまった。
「ってちょっとティアああああああ!アンタだけは見ちゃダメぇぇぇぇ!!」
四人は慌ててティアを追いかけ連れ戻そうとする(ウィンの脚縛りはちょうど切れた)。しかし間一髪で間に合わず、そのはずみで五人とも中を覗いてしまう。そこには……
312:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 19:42:38.56 w1EtpRL+.net
「お前らー!ちゃんと良い子にしてたかー!」
『シャンねーちゃん!おかえりー!』
「シャンねーちゃん!冒険のはなし聞かせてー!」
「えーわたしシャンおねーちゃんにご本よんでもらいたーい!」
「まてよー!シャンねーちゃんとはおれたちが先にあそぶってやくそくしてたんだぞー!」
『ワーワー!』
「こらこら!喧嘩するとねーちゃんもう帰っちまうぞ!順番にみんなのお願い聞いてあげるから我慢すること!いいな!」
『ハーイ!』
「それでその時ちょうどでっかい岩があってな……それをぶつけて怯んだ隙にどうにかそいつをやり過ごして先に進んだんだ」
「うんうん、それでそれで?」ワクワク
「そのあとはどうなったの!?」ワクワク
「『……そうしてリスはそれから糸を集めるようになったのです……めでたしめでたし』……はい、お終い」
「シャンおねーちゃんありがとう!」
「ねぇねぇ!つぎはこのご本よんで!」
「……はーち!きゅーう!じゅう! よーし、お前らみんな捕まえちまうぞー!」
「わーいねーちゃんがオニだー!」
「へへっ、今日こそねーちゃんに勝ってみせるもんねー!」
「ん、もうこんな時間か……じゃあそろそろねーちゃん帰るなー」
『エー!』
「ねーちゃんもっとあそぼうよー!」
「ダメダメ、あんまり遊びすぎると夜寝られなくなっちまうぞ?また今度来てやるからそれまで良い子にしてること!約束出来るかー?」
『ハーイ!』
313:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 19:43:17.91 w1EtpRL+.net
『・ ・ ・』
「……えーと」
「そのー……」
「うーん……」
「何と言いましょうか……」
『……あれ誰?』
自分達が知る普段のシャンの様子とのギャップに、思わず現実逃避しかけるティア以外の四人。
「シャン……子供と一緒にいると……すごく……楽しそう……」
それに対し特に疑問も抱かずに素直な感想を述べるティア。
「意外だったけど……シャンちゃんにもああいう一面があったんだね」
「そうですね……」
「……このことはここだけの秘密にしておきましょうか」
「あら?カエデ、アンタにしては珍しいわね。どういう風の吹き回しかしら?」
「別に……ただ、あんなに楽しそうにしてるアイツや子供達に水を差すのもどうかと思っただけよ」
「うん……あんなに楽しそうなシャン……はじめて見るし……邪魔しちゃ……いけないかも……」
「そうだね。……じゃあそろそろ帰ろっか。これ以上は宿のみんなに怪しまれちゃうかもしれないからね」
五人は頷き合い孤児院をそっと後にする。そしていつの間にか夕暮れ時になっていた街はずれをゆっくりと歩いていく。
彼女達は最初は仲間の『秘密』を暴くという目的のために、そして今度はその『秘密』を隠すという目的のためにより一層絆を深め合うことが出来たようだ……。
314:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 19:45:06.67 w1EtpRL+.net
「……なーに勝手に良い終わり方にしようとしてんだ、お前ら……?」
そんな五人の背後から良く聴き慣れた、しかし背筋が凍りそうな程冷たい声が響く。
「どうやら随分と面白いことしてくれてたみてぇだなぁおい……」
ゆっくりと五人が振り返った先にいた人物。それはさっきまで自分達が見張っていた大切な仲間。
その顔に浮かんでいたのは先ほどまで子供達に向けられていた眩しい笑顔ではなく、自分達がよく知る見下すようなサディスティックな笑み。
その声に含まれていたのは先ほどまで子供達をあやしていた時の慈愛の心ではなく、自分達がよく知る嗜虐的な行為を愉しむサディストの心。
自分達がいつも見かけているシャン・フェリルがそこにいた。
「まぁとりあえずお前ら……せっかく人が秘密にしてることを知っちまったんだ……覚悟はいいよなぁ?」
「」ガタガタ
「」ブルブル
「」ガクガク
「」ビクビク
「」ワクワク
その夜……ジェネッタの宿では五人がそれぞれ違った『おしおき』を受けたという……。
315:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 19:47:08.51 w1EtpRL+.net
以上、拙いものだけどこんなところで。
ついでに上記の補足の追加設定
シャン・フェリル(ハイアンドロー)
実は無類の子供好きということが判明する。
孤児院の子供の面倒を見るきっかけになったのは、ある日たまたまガラの悪い冒険者に絡まれていた子供を助けたことから。
さらに秘かに孤児院に自身のポケットマネーの多くを寄付していたりする。
元々、故郷の村にいた頃から小さい子供の面倒を見ていたこともあり、子供の相手に関しては非常に手馴れている(ただし本人の性格から子供の親からは良い印象を持たれていなかった)。
子供と一緒にいるときは普段のドSな性格は鳴りを潜め、最早『誰だこいつ』と言いたくなるほどの常識人へと変貌する。
自身の性格・性癖が異常であるということは自覚しており、子供達にはそういった面が移らないよう細心の注意を払って接している。
また、普段の自身の性格とのギャップも理解しているのでギルドの面々には秘密にしていた。
なお余談だが、ボイスパターンが38(毒舌)→44(ソロル)に変更された。
316:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 20:29:21.70 QPzsiwjx.net
遅ればせながら>>285-297の者です
レス下さった方ありがとうございました 妄想吐き出せてすっきりしました
鶏やら魚視点はミクロな視点を心掛けてるわけでも漱石大好きというわけでもなく、単に世界樹やってたら誰もが知ってるって奴らの視点を選んだだけでした。その方がとっつきやすいかなと
今回は世界樹と言いながら街の話ばっかだったのでもし次があれば樹海探索中のとか考えたいですねぇ。そん時はそれこそ台詞だけみたいな短くすっきりしたものにしたいですわ……
>>303
ちょっと違うかもだけど、後半になって攻撃が苛烈になってくると思わぬ一撃で落ちたら駄目な設定のキャラが落ちたりするんですよね(
お調子者設定や無謀設定ならいいけどニヒルなリーダー的な奴が落ちると途端にヘタレ属性がついたような気がしてモヤる……w
それで逆に妄想が捗る時もあるんすけどねぇ
>>310
むしろ簡潔に伝えられる方が凄い気がしますわ……短くしようとしてもどうしても説明加えてしまう(ssマッテマス ……と書き込もうとした矢先の投下でしたw
良いですよねギルメンの知られざる一面を皆で仲良く尾行する展開
台詞や挙動だけでこれだけ多くのキャラの性格が伝えられるってのは凄いなぁ
ほんわか終わるかと思いきや最後はいつもの感じに戻るのねw そして地味に気になるのがリスに何があったのか
317:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 20:38:39.26 Bu05Zt7H.net
なる程ね…意外な一面ってやつですか
いい意味で裏表があるってのはホントあこがれる
あと、地の文が短くなるのは地の文がナレーター担当してるからかなぁ
ssじゃなくて小説風にしたいんなら登場人数を絞るか、地の文担当を決めると安定する…かな?
318:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 20:53:36.69 w1EtpRL+.net
>>316
良くも悪くもオチは酷くあれ、が最早うちのギルドの特徴になってきてるんでw まぁとりあえず愉しみにしてたギルドリーダーの期待を裏切っちゃいかんだろうとw
あとリスに関しては数多のボウケンシャーが憎しみを持ってるだろうしお遊び程度に。
今回のリスは糸持ってくならまだしも、宝箱から飛び出してきて全体に雷浴びせてくるやつもいるんで……(白目)
>>317
自分自身、裏表というかギャップ系が好きなんでその影響もあるかもw
キャラ多めだとどうしても全員にセリフを回すためにセリフ量増えちゃうからなぁ、そこらへんは各々のさじ加減ということで。
319:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/10 22:45:31.10 RXS5CS+S.net
<<274
世界は同一。そのうち共演SS晒そうかな
<<285~ 310~
すごい。俺も書こうとは思うけどそんな文才はないよ…
275の続きです
レッド(本名:染山 茜)
セリアン→遠ざけリーパー セーラー服
よりにもよって樹海の一階に飛ばされた学生トリオの一人。
サブカルオタ。それなりにコミュ力はある。むしろうるさい。
瘴気を使えるようになっていた。まだ少し迷宮の過酷さにビビッている。が、好奇心はそれを上回る。
雨弓一家に発見されたとき空を見て物思いにふけっていた。
「スマホで死霊呼ぶとか何それメガテ…」藍「うっさい」
「あたし達も連れてってくれるの?」
インディゴ(本名:染山 瑠璃)
ブラニー→破霊ネクロマンサー セーター
茜の妹。小競り合いが絶えないがなんだかんだで姉妹仲は良好。
こっちは機械オタ。姉よりは静かだがまあまあしゃべる。
現地の魔術を活用した結果スマホで死霊みたいなものを呼べるようになった。
発見されたときは真面目にどうするか考えていた。
「持っててよかった工具一式!」
「姉ちゃん!もう少しの辛抱だからね!」
あと二人います
そのあとSSも晒す予定
320:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/11 10:41:28.38 CB/R7uEi.net
>>319
もしかしてその死霊って死霊じゃなく悪m…
321:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/11 15:39:47.41 cnJXVvDT.net
それ以上はいけない
322:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/11 18:06:04.17 0sdRuP5c.net
続き
追記:茜の声はNo25、瑠璃の声はNo37。
イエロー(本名:山吹 十色)
一刀マスラオ 学ラン 声No02
学生トリオ唯一の男。
真面目すぎて近寄りにくいオーラを出している。
刀を武器に戦う。ひたすら鍛錬に打ち込む姿がよく見られる。
発見されたとき考え疲れて寝ていた。
「…はっ!おはようございますっ!」
(どう反応すればいいんだ…)
オレンジ(本名:覚えていない)
ブラニー→六属ウォーロック ブラニー女 声No28
ある日雨弓一家と全く同じ場所にいた少女。
服装から異世界出身と考えられるが、本人は以前の記憶を失っている。
六つの属性を意のままに操る。技術は達人級。
メンバーとの関係はもはや家族。
「なにも、おぼえてないの」
「わすれたかった、のかな」
二つ名を忘れていたのでまとめて
ブルー『CONSTANT COBALT』
バイオレット『PURPLE PRIDE』
グリーン『EMERALD ENERGY』
レッド『SCARLET SENSE』
インディゴ『NEAT NAVY』
イエロー『AMBER ARTS』
オレンジ『MANDARIN MEMORY』
(命名:茜)
323:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/11 21:15:47.48 K2LHxN35.net
さっき満を持してラスボス挑戦……が、1/4も削れずhage……惜しくもストーリー全ボス初見sageは達成出来なかった。
流石にラスボス自身がSMプレイするだけにこっちの死霊SMプレイは通用しなかったか……w
>>322
異世界トリップ系もいいな、この中だとオレンジが何かしらの鍵を握ってそうだ。
324:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/11 23:43:13.78 heEqAFXg.net
なかなか上の二人のハードル高くて筆が進まない
設定は生えるがなかなか…
325:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/12 00:01:00.61 lVREH4Wo.net
ハードル高いよなあ
一応土台はできたけど二つ名取ってからとかクリアしてからの方が…とか考えてなかなか
326:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/12 19:20:22.11 P4VZHqUT.net
まだラスボス倒せてないがうちのギルドのエンディングのイメージだいたい固まってきたなぁ。
……一つ問題があるとすれば、ハッピーエンドとバッドエンドのどっちにすればいいのか自分でも決められなくて半ばマルチエンド化してるってとこだが……w
327:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/12 19:37:18.99 B9gEMRpm.net
>>326
どっちも晒せばいいじゃないか
大歓迎だぞ
328:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/12 19:59:08.76 P4VZHqUT.net
>>327
とりあえず今文に起こしてまとめてみてる。
ちなみにハッピーエンドの方は各メンバーの簡単な後日談あり、バッドの方は周回を見越した設定になりそうだ。
329:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/12 22:59:49.17 LZhFpX7T.net
>>326
何のためにセーブスロットが9もあると
分岐点とバッドとハピエンのデータそれぞれ作ってタイムツリーを作成するんだ!!
もちろんハピエンの中でもしも…とバッド妄想させてもいいし
仲間が死に行く中で幸せな走馬燈を流す形でもいいんだw
投下気体
330:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/12 23:11:43.41 B9gEMRpm.net
>>329
そういや9個もあったなセーブスロット
こりゃマルチエンディングが捗りますわ
そういややっと一本書けたけどss書くのって難しいなぁ
よく他の人書けるよなぁ
331:326
16/09/13 12:37:35.18 L8adSH7Q.net
>>329
スロットのこと忘れてたわw とりあえずデータは二つに分けといた。
>>330
思いのほかエンディングの文章化に時間かかってるから、先に晒してくれても構わんよ。
332:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 20:19:18.84 rpZKMro8.net
では投下
>>222 >>119>>139>>140 >>142より
僕の前には見慣れた一組の男女が居る
一人は『トロン』
そしてもう一人はその妹。
トロンと会うのは二日ぶりだろうか
確か…彼らが迷宮に潜る前に挨拶をしたんだっけ?
これだけならいつも通りだ。
そう、いつも通りのはず…
でも彼の抱える妹は
死んでいた。
………………………………………………
迷宮に潜る上で市場やってはならない事はなんだろうか?
それは糸を忘れる事だ
糸を忘れる事はそのまま死に直結する
「あっ…あれ?糸が…無い!?」
そんな糸を忘れ、慌てふためくクレイルに手を差し伸べたのがトロンだった
「…お譲りしましょうか?」
「えっ!?」
突然の救いの手に混乱するクレイル
しかし、彼は微笑みながら自ら手を差し伸べる
「困った時はお互い様ですよ」
「あ、ありがとうございます!」
それからも会う度、基本はクレイルが助けられるばかりであったが、そのうち時には他愛の無い話もするようになる
お互いの兄弟の話をしたり、
時には釣りや料理に興じることもあった
333:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 20:19:44.49 rpZKMro8.net
…………………………………
釣りを初めてから15分
二人ともかかる気配は無い
しびれを切らしたのか、クレイルがトロンに話しかけた
「ねぇねぇ」
「…どうかしました?」
突然の言葉だったが、お互い話す以外にすることもなく、会話が続けられる
「トロンってさ、兄弟とか居るの?」
二人の前の浮きは動く様子もないが
あくまでも釣りに集中しているようで
目線は目の前に向けたままトロンが答える
「二歳下の妹が居ますよ」
妹が居るというトロンの答に、クレイルはトロンの方を向いて軽く頷く
「そういえばクレイルさんにはお兄さんが居ましたよね」
「うん、まあ…あまり似てないって言われるけ…」
「かかった!」
クレイルが話してる途中に、トロンの竿に当たりがあったようで、トロンが先に魚を釣り上げる
「あっ、あれぇ?」
確かに彼らに実力や種族の差はあれど、それらの行為は充分に友人と呼べるものだったのかもしれない
334:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 20:20:53.39 rpZKMro8.net
……………………
そして今
「……」
二人の間に重たい沈黙が流れている
しかし
「ね、ねぇ…何があったの…?」
沈黙に耐えかねたクレイルがゆっくりと話を切り出した
「モンスター…?」
クレイルの質問にトロンは首を振る
どうやら違うらしい
「じゃあ…事故?」
これにもトロンは首を振る
事故でもない、敵でもない、ならば残る可能性は一つ
「まさか…人間…?」
クレイルの問いにトロンは答えない
しかし頬から涙がこぼれ落ちる
唖然とするクレイルをよそにトロンが口を開く
「私は誰も守れなかった」
「仲間も」
「たった一人の妹さえも」
「アイツは笑ってた」
「私の仲間の返り血を浴びながら笑ってたんだ」
「ただ怖くて」
「私は恐怖に負けて逃げ出した」
「仲間を見捨てて」
「私だけ、生き延びてしまったんだ」
………………………………
「そんな、まさか…本当に…」
そんなクレイルの問に、トロンは大きく深呼吸して答える
「誰かはわからなかった」
「でも、間違いなく人間だった」
「そいつに私以外全員が殺された」
深い恐怖と絶望にトロンは顔を歪め泣きじゃくる
クレイルも余りの衝撃に固まってしまう
二人の間に再び重く、苦い沈黙が戻ってきた
335:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 20:21:37.34 rpZKMro8.net
補足
トロン・バッシュ
(ウォーロック男1)
【ブルースカイ】のミリア・バッシュを叔母に持つ、バッシュ家の長男
性格は謙虚で
自分に厳しく、他人に優しくを地で行く男
世界樹踏破候補の【ペルクトソル】のリーダーだったが、三層で何物かの襲撃に合い、ギルドが壊滅
以後【ハーフムーン】に身を寄せることになる
336:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 22:22:42.48 qXxsLue7.net
>>332
これ、アリエスの仕業だって判明したらクレイルはアリエスの件で精神的に打ちのめされてるところにトロンから罵倒されそうだな……辛そうだ。
337:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 22:48:08.94 zQzJVsDv.net
乙
これはどう転んでも辛い展開だな
真相を知ったらどうしても憎しみがクレイルに飛びそう
許したら許したで埋められない喪失感が残りそうだ
複数のギルドが関わる展開っていいな
世界観が広がる
338:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 22:54:59.35 bgDf/UXP.net
一人一人生い立ちからギルド加入まで書いてたら少し長くなっちゃったけど晒していいかな
339:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 23:01:53.56 qXxsLue7.net
>>338
構わん、存分に晒すと良い。むしろ大歓迎だ。
340:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 23:12:07.67 bgDf/UXP.net
ではお言葉に甘えて…
ギルド名:アペイロン
『たとえ罠であろうが迷わず突っ込め』が信条の、端から見たらややクレイジーなギルド。メインメンバー全員がそれぞれの理由で罠に突っ込むことも厭わない。
加入する際の面接では白々しいほど爽やかな笑顔のセリアンから「で、君は見えてる地雷を躊躇いなく踏めるタイプ?」と聞かれるらしい。5秒以内に頷けなければ不採用だとか、実際にテストされるだとか様々な噂が囁かれている。
ルシアン 25歳 ♂ドラグーン1 声18ハイテンション
とある国王の庶子である父親を持つ。帝国騎士である母親はルシアンを産みこそしたものの、ついには仕えていた国を捨てられず離れて暮らすことになった。
仕事柄一定の地に留まれない父親と共に旅をしてきたが、7歳の頃に祖母が長を務めるシノビの里に預けられて以降はそこで平穏に暮らしていた。
ところが18歳になったルシアンの前に、父親の腹違いの弟を名乗る一国の王子が現れる。その叔父に乗せられてあれよあれよと言う間に祖父に当たる人物が治める国にまで連れてこられた。
そして2年足らずで叔父はルシアンに1つの遺言を残して病死。次期国王を巡って騒がしい王宮でも叔父の遺言と持ち前の明るさで何とかやってきたものの、しまいには従弟との望まない王位争いにまで担ぎ上げられてしまう。
いい加減うんざりしたルシアンは国外逃亡。従弟と家臣たちからの半年に及ぶ逃亡生活の果てに、追い込まれたルシアンは一か八かで崖から飛び降りる。ところが崖は想像していたよりも高かった。さすがに死も覚悟したが、目を覚ませばおいでませアイオリス。
右も左も分からない状況の中偶然通りがかったハウンドのロビンと出会い、騙し討ちのような形でギルドを設立する羽目に。
(ルシアンがアルカディアの文字が読めないのを良い事に、ロビンが適当な嘘を並べつつ書類を書き進めて勝手にギルドマスターにした)
アペイロンというギルド名はルシアンが提案した。いつかギルドを作った時のために用意していた名前だという。
何事にも全力投球、情に厚く騙されやすい。騙されてもほぼ気にしない。そして時折違和感こそ覚えているが、異世界に来ているという事実にまだ気付いていない。
銃砲などを触ったり改造することが好き。普段から無駄に明るいが、戦闘となると更に気分が高揚してしまう。これらは母親譲りらしい。
騒がしくする割に気配を消すのが得意。父親との旅で身に付けざるを得なかったこの特技を生かして、気付いたら誰かの隣にいたりいつの間にかふらりとどこかに消えたりする。
初っ端から痛い目に遭っているのにまだ文字を学ぶ気すらない。なのに樹海内の採取物や食べ物に関する知識は口伝で即覚えた。宝箱以上にロマンがあって燃えるらしい。
祖父と父親が踏破したという世界樹の迷宮への挑戦にずっと憧れていたためか、樹海探索には人一倍熱意が篭っている。
そもそもアースランではないので、頂上に関する伝説の内容にも真偽にもまるで興味がない。
もし権力を得られるのであれば従弟にでも押し付ければいいと考えている。
341:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 23:13:44.17 bgDf/UXP.net
ロビン 推定21歳 ♂ハウンド1 声11穏やか
まだ物心もつかないような幼子の頃に事故で両親を亡くし、偶然そこに居合わせた商人の義父母(ともにブラニー)に息子として迎えられた。
商人としての知識を叩き込まれて育ったためか、金銭に目がなく常に損得を考えて行動する。しかし育ての両親は彼に商売のイロハこそ教えたものの格段ケチというわけではない。
ロビンなりに育ての親と種族が異なることを気にしており、そのコンプレックスを大いに拗らせたせいである。
すくすくと腹黒く育っていくロビンを見るうちに、やがて義父母はセリアンとしての将来も選択肢に入れるべきではないかと考え始めた。ぶっちゃけあまりにもどケチに育った息子に危機感を抱いた。
そして両親に与えられた1匹の猟犬を連れて、ロビンはアイオリスへと旅立つ。
道中耳にした世界樹の迷宮の噂に金の臭いを嗅ぎつけたが、自らの性格があまり良くないことを自覚しているので仲間集めが大変そうだと早々に諦めていた。街のど真ん中で誰彼構わず気さくに話しかけまくる青年を見かけるまでは。
あまりにも世界の常識を知らない青年ルシアンの話を聞いていくうちに、こいつ大丈夫かという感情とこいつ使えるなという感情がせめぎ合う。
気付いたらルシアンをギルドマスターに仕立て上げ、自分もそのギルドに所属することを決めていた。悪気は割とない。
ギルドの実質責任者はロビン。書類や金銭の管理、クエスト請負など事務的な作業は彼が大体処理している。
樹海にはほとんど足を踏み入れないけど自称冒険者。時々ルシアンに無理矢理引きずられて探索に連れ出されている。
義父母を心から慕っていること、ルシアンを騙しっぱなしにせず何だかんだで面倒を見ていることから、本人が思うほど性格が悪いわけではない。
しかし効率主義であるため、ルシアン以外のギルドメンバーからはどうも冷たい印象を持たれている。
猟犬の名前はシラユキ、女の子。彼女を連れてきた義父母、シラユキ自身の様子から察するにハウンドに従うのはこれが初めてではなさそうだ。
ロビンとは出会ったその日から実にビジネスライクな関係が築かれている。たまにもふもふしてるのも毎日散歩してるのも、全ては利害の一致からだとロビンはかたくなに主張する。
伝説はセリアン族に伝わる内容ではなく、ブラニー族に伝わる内容を程々に信じている。ただし頂上にあるとされる財宝よりも、そこに至るまでの過程で得られる利益の方がより大きいと考えている。
……ちなみに見えている地雷は踏まずに回避する。
342:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 23:14:52.21 bgDf/UXP.net
フィオリーナ 24歳 ♀ウォーロック1 声33真面目
そこそこ名家の一人娘。幼い頃から大人しく従順なお嬢様として育つが、いつも日常に物足りなさを感じていた。
そんな中、12歳となったフィオリーナは一族の領地である森で行き倒れているアースランの少年、ラルフを拾う。
この子の世話をしなければ!という使命感に目覚めた彼女は、両親にひたすら頼み倒してラルフを自らの側仕えとして引き取ることを決める。フィオリーナ、人生初のわがままであった。
12年後、立派な淑女として育ったフィオリーナは立派な護衛として育ちすぎたラルフを連れて、見聞を広めるという名目でアイオリスへとやって来る。
本命は冒険者となり、世界樹への尽きない知識欲を満たすためである。両親に言えば確実に反対されるので、冒険者を目指すという部分は伏せて家を出てきた。
何事も冷静に対処できるが、新たな知識や謎解きには非常に好奇心旺盛。樹海の地図のほとんどがフィオリーナの手によって記されている。
彼女が戦闘不能状態に陥るなどで記せない場合は他のギルドメンバーが記入するものの、大体描き方についてあれこれ文句をつけてくる。記録物に関してはがっちがちに几帳面であり、ロビンに一目置かれている。
ラルフを弟同然に思っている。外見がどうあれ可愛くて仕方ないらしい。過保護ではないかと他人に指摘されてもどこ吹く風。彼の能力そのものは全面的に信頼しており、何かと任せることも多い。
ここ最近になってようやくラルフに対して弟や側仕えとして以上の感情を抱いていると自覚したが、一族の決まりとして純血のルナリア同士の婚姻が鉄則とされているため既に諦め気味である。
ルシアンだけは彼女の気持ちを知っており、彼も祖父母の身分違いの恋を知っているだけに親身になって話を聞いてくれている。ただし馬鹿なのであまり役に立っていない。
アイオリスで初めて知った酒の味をいたく気に入り、1日の終わりにはルシアンやロビンとよく酒を飲んでいる。フィオリーナが1番酒に強い。
伝説は普通に信じている。日々の樹海探索においても貪欲に知識を吸収しているからか、頂上で得られる世界の謎に対してのハードルが徐々に上がってきている。
343:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 23:16:40.76 bgDf/UXP.net
ラルフ 18歳 ♂セスタス2 声8弱気
6歳の時にフィオリーナに拾われる。それ以前の記憶はあやふやだと公言しているが、たった1人の肉親である母親に育児放棄された末に捨てられたことを今でもはっきりと覚えている。それゆえ異常に気が弱く、いつまで経っても自分に自信を持てない。
フィオリーナの住む屋敷に仕えるようになってからも卑屈すぎる性格はなかなか改善できず、また屋敷で唯一のアースランであったことも影響してか同年代の使用人たちから目を付けられて虐められてしまう。
ある日それを見抜いたフィオリーナより、1つの命令が下された。「あなたは確かにあの子たちとは違う種族だけれど、あなたにしか出来ない強さだってあるのよ。見せておやりなさい」
……主人の言いつけのもと、ラルフはひたすら筋トレに励んだ。そして気付いた時には見事なマッチョへと成長していたのだった。周囲にはドン引きされたものの、主従ともにやりすぎたとは微塵とも思っていない。
マッチョになっても気性は穏やかで弱気。それでも昔よりは随分とましにはなっている。
フィオリーナを助けたい一心で掃除洗濯炊事から裁縫まで一通り覚えた。その代わりにフィオリーナはラルフに頼りきりとなり家事全般が不得手となったことに本人は気付いていない。
フィオリーナの旅立ちとともにラルフも護衛としてアイオリスへ同行することになる。ところが街に到着してすぐに生みの母親によく似た人物を見かけて、思わず気を取られているうちにフィオリーナとはぐれてしまう。
自らの不甲斐なさに意気消沈するラルフの前に現れたのは、世界レベルで絶賛迷子中のルシアン。彼の叱咤激励を受けてラルフは再び持ち直し、フィオリーナと合流することができた。
後にルシアンに恩を返すため、また彼の大胆不敵さに憧れて、設立したギルドにフィオリーナ共々加入する。
命の恩人であり主人でもあるフィオリーナを敬愛している。今はきちんとフィオリーナさまと呼んでいるが、幼い頃はフィオねぇちゃんと呼んでいた。たまにうっかり口にしては宿屋の部屋の隅に引きこもるほど凹む。
伝説は信じてはいても興味がない。フィオリーナの知識欲が満たされるならそれで満足。それでももし自分が権力を得られるならば、彼女と対等になれるのだろうかと時折考える。
344:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 23:17:38.11 bgDf/UXP.net
エマ 37歳 ♀ハーバリスト2 声24お嬢様
様々な種族が暮らす小さな村で、代々医者として診療所を営む家に生まれる。両親と姉、弟に囲まれて平凡ながらも幸せに暮らしていた。
医者である父親の背を見て育った彼女もまた医者になることを夢見るが、診療所は長子である姉が継ぐことが早くから決まっていた。
それでも少しでも姉の助けになれたらとエマは薬学の勉強を続けた。だがエマが12歳の時、姉は流行病でこの世を去ってしまう。その後両親が後継者として指名したのは、まだ幼い弟であった。
両親が自分に対して期待していないこと、ここに留まっていては夢など叶わないことを幼いながらに悟ったエマは、15歳になると同時に家出を決行するのだった。
この時エマは気付いていなかった。姉の病を治そうとエマが独自の手法で配合した煎じ薬が、死ぬことはなかったはずの姉の命を奪ってしまったことに。両親はそれを分かっていて、エマには何も告げない代わりに家業を継がせない選択をしたのである。
家出した後は薬草売りとして生計を立てながら様々な土地を渡り歩いた。薬学への理解を深めていくうちに、姉の死の原因について徐々に疑問を抱き始めていた。そんな時偶然旅先で鉢合わせた同じ村出身の人間の口から、ようやく真相を聞かされることとなる。
愛する姉を殺した事実、両親への誤解、取り返しのつかない罪にエマは打ちのめされる。しかし彼女はすぐに立ち上がった。罪は償わなければならない。かといってこのまま無為に生き長らえるわけにもいかない。
考え抜いた末にエマは冒険者になろうと決断していた。冒険者とは常に死と隣り合わせに生きる者たちだ。そんな人々を1人でも多く、自分の命を張ってでも救えるように。それこそが贖罪なのだと信じて。
基本的にはおっとりとしていて優しい。他人は出来る限り大切にするが、 自分自身の安全は軽視している。消極的な希死念慮があり、何が起こるか分からない樹海でならばいずれは死ねるだろうと頭のどこかで考えている。
自らの命に対して異様に諦めが早いので、パーティが壊滅してもエマだけは最後の生き残りにしないよう影で取り決められている。
年下であれば問答無用で「~ちゃん」と呼ぶ。老けて見られるとむしろ新鮮で嬉しい。
そのため一目でエマがそれなりの年齢であると見抜いたルシアンを気に入り、ギルドへの加入もルシアンがギルドマスターというだけで即座に決めてしまった。
伝説はもし本当なら皆さん幸せになれますねうふふ程度に他人事として考えている。信じないわけではないが、夢は大事にすべきというスタンス。
345:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 23:19:11.18 bgDf/UXP.net
ムツキ 20歳 ♂マスラオ2 声9物静か
武人の家系に生まれた末っ子。上に兄が3人、姉が1人いる。特に重要な責任を負わされることもなく、頻繁に修行と称して家を空ける放任主義の家族の中で自由気ままに育つ。
しかしあまりにも放っておかれたせいで、ややコミュニケーション能力に欠けた大人へと成長してしまっていた。愛想は決して悪くはないものの表情の変化に乏しく、口数が圧倒的に少ない。
子どもの頃より留守がちな両親からの教えを守って、遊びもせず1人でストイックに剣の修行を続けた結果である。
そうして18歳になったムツキは、そろそろ自分も家を離れて修行の旅に出てみようかと軽い気持ちで当てもなく旅立つ。
ちなみに誰にも何も告げずにふらりと家を出たため、2年経ってようやくムツキの不在に気付いた親兄弟に現在進行形で必死に探されている。
特に目的地もなくふらついているうちに、たまたま御触れを耳にしてアイオリスへと訪れる。
世界樹の迷宮ならば格好の修行の場になるのではと考えたムツキは足を踏み入れようとするが、当然ながら即座に衛兵に追い返されてしまう。
まずギルドに所属して認可を得なければならないということを知らず、途方に暮れたムツキはとりあえず空腹を満たそうと魔女の黄昏亭に入る。
そこで居合わせたルシアンに気付けば身の上話を根こそぎ話しており、軽い調子で誘われるがままにギルドに加入することを了承していた。
一見すると人を寄せ付けないような冷たい印象を持たれやすいが、実際はマイペースで純朴。力仕事となるとどこからともなく現れてせっせと手伝い、用が終われば満足そうに去っていく。
自らの剛力で誰かの役に立てると嬉しいらしい。積極的に複数人の会話の輪には入らず、黙って誰かの話を聞いている方が好き。興味がなさすぎる話題であれば、エマやラルフを肩車して遊んでいたりもする。
幼い頃から熱心に取り組んできた剣や修行のこととなると目の色が変わる。どんな困難が待ち受けていようとも、修行として捉えて果敢に挑もうとする。
同じセリアンであるロビンから冗談交じりに脳筋(意訳)と馬鹿にされて以来、彼を何かと毛嫌いしている。しかしロビンの猟犬シラユキとは仲が良く、彼女を巡っての三角関係が繰り広げられている。
伝説についてはあまり口にはしないものの、何の疑問も持たずに信じまくっている。強くなったその先のことまでは考えていない。
346:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/13 23:23:35.77 bgDf/UXP.net
おまけで見た目
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
URLリンク(i.imgur.com)
終わり
ごめん、いざ書いてみたはいいが自分がドン引きするレベルでなっげえな
でもたのしい
347:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/14 06:40:48.17 OLceQtlB.net
個性的なのに仲良さそうなメンバーだな
二つ名笑った
348:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/14 18:13:26.63 kQyL61fW.net
>>340
一つ凄まじく気になる事がある。
このギルドは第一階層の地雷解除クエは結局どう突破したんだろうかw
349:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/14 19:23:27.12 K9ObCews.net
>>348
ギルマスが面白がって二つ踏んだところで、見えてる罠に突っ込む理由がお嬢様を守るためであるマッチョがガチ泣きで制止
そこで本来の依頼内容を思い出したので最後だけは真面目に解除しました
350:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/14 19:44:49.37 kQyL61fW.net
>>349
ある意味期待通りの答えだったわw
351:326
16/09/14 20:49:09.02 kQyL61fW.net
エンディングに関して簡単にだけど固まったから投下してく。
とりあえずハッピーエンドの方から。
設定に関しては前スレ>>705~今スレ>>6、>>89参照
ハイアンドロー:エンディングA『それぞれの旅立ち』
水晶竜討伐後行方をくらましたウィン。仲間たちはウィンが一通だけ保管していた王女からの密命文を発見し、すぐさま第五階層に向かう。
第五階層の奥、24階でウィンを発見した一行はウィンを止めるために、ウィンもまた主人の命令を遂行するために戦いとなる。
激戦と説得の末にウィンを連れ戻すことに成功したハイアンドロー。一行はそのまま第五階層の最奥の元凶を討ち果たす。
その後王女はハイアンドローの手によって捕縛され罪人として王都に引き渡される。
全てが終わった後、ギルド『ハイアンドロー』は一時解散。いつかまた再会することを誓い合い、それぞれ自身の目的を果たすために旅立っていった。
ウィン・ローレスト
過去の因縁全てに決着を着けた後、世界樹だけでなくまだ見ぬ世界の謎を求めて旅立っていった。その傍らには常に最愛の『御主人様』、そして数人の仲間達がいたという。
シャン・フェリル
ウィンの『御主人様』として共に旅立つ。本人曰く、王女は調教して連れて行こうかとも思っていたらしいが『こいつ(ウィン)にまた何かあったら困る』ということで止めたらしい。なお身長は結局伸びなかったそうだ。
カエデ・メイフェン
『揉み足りない』とのことでウィンの旅に同行する。シャンとは相変わらず折り合いが悪いようだがなんだかんだ戦闘での相性は良いようだ。ちなみに結局胸は全く育つことは無かった。合掌。
ナミネ・ヴァーミリオン
『ウィンさんは回復する人がいないと大変なことになってしまいます!』とウィンの旅に同行。日々皆の傷(うち9割ほどはウィンのもの)を癒しながら医師としての腕を着実に磨いている。
レナ・フォルク
猟犬達と共に修行と称してウィンの旅に同行。虫嫌いは相変わらずなようだが暴走は減ってきたようだ。
セレネ・ルナリィ
レン・サイアス
実はギルドメンバーも知らないうちにやや親密になっていたらしく二人で旅に出た。なお世界樹への挑戦を止めてからはレンの料理はまともになったらしい。
ガル・ウォルフェイド
ミーヤ・ストレイン
ティア・ストレイン
一人旅に戻ろうとしたガルだったが、『また迷いそうでほっとけない』という理由からミーヤが、『ミーちゃんに付いていきたい』という理由からティアが旅に同行することに。ガル自身はめんどくさそうにしながらも満更でもないようである。
バッドの方は周回前提なこともあってかもう少しかかりそうだ……。
352:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/14 22:33:45.82 FUPhfwUi.net
あっさりとして冒険者らしい好みのグッドエンドだわ
…そのぶんバットエンド重いんだろうなぁ
353:326
16/09/14 22:59:07.15 kQyL61fW.net
>>352
自分自身、重い設定は好きだけどバッドエンドは苦手だから救いに繋がるような内容にはしてある(と思う)。
というわけでバッドも投下。
ハイアンドロー:エンディングB『もう一度、仲間達と共に』
24階でのウィンとの戦いに敗れ、ギルド『ハイアンドロー』は壊滅。ウィンはそのまま最奥の元凶を討ち滅ぼし第五階層の未知の技術の情報を持ち王女のもとへ帰還する。
数年後、ウィンから齎された樹海の技術により隆盛を果たした『国』が王都及びアイオリスの街を侵略、世界樹は『国』の管理下に置かれる。
それによって一握りのアースランのみが世界樹の恩恵を独占、残された多くの民及びブラニー・セリアン・ルナリアは『国』に管理・支配されるようになってしまう。
それから数十年後、『国』から逃れながら一人当てもなく樹海を彷徨うブラニーがいた。
それはギルド『ハイアンドロー』の唯一の生き残りであるセレネ・ルナリィであった。
幸か不幸か、ウィンとの戦いで奇跡的にも生き残ってしまっていた彼女は死に場所を求めるかのように樹海を、それも『国』にとっても前人未踏の地である第六階層を彷徨っていた。
(ちなみにウィンは命令のためとはいえ『大切な仲間達を自ら手にかけてしまった』ショックから精神が崩壊してしまい、帰還から数年後に衰弱死している)
やがて第六階層の奥でセレネは最大の敵である星喰と対峙。既に精根尽き果てていた彼女は星喰に自身を殺すよう懇願する。
星喰がそれを理解したのかは不明だが、迫りくる星喰の攻撃を前にセレネはゆっくりと目を閉じる。
『これでようやく……みんなにまた会えるわね……』
そう呟いた次の瞬間、セレネの身体は塵一つ残さず消し飛ばされ、彼女の魂は安らかに大切な仲間達の元へ逝った……。
……はずだった。
少ししてセレネは目を覚ました。そこはまだ平和だった頃の、そしてまだ自分がギルド『ハイアンドロー』に所属する前のアイオリスの街だった。
そこでセレネは再びかつての仲間達と出会う。彼達は自分が知る仲間達とは少し違うが、それでも紛れもない同一人物だと確信することが出来た。
自分が知るアイオリスとは少し違うこの『次の』アイオリスで、セレネの新たな旅が始まるのだった……。
・『次の』アイオリス
星喰に殺されたはずのセレネが辿り着いたアイオリスの街。大まかな点はセレネが元いたアイオリスと同じ。
セレネの持つ『前世の記憶』のスキルによって記憶を保ったまま輪廻転生によって辿り着いたのか、それとも星喰の攻撃によって並行世界に飛ばされてしまったのかは不明。
少なくとも後述の仲間達の特徴から、単純な時間遡行ではないことだけは確か。
・『次の』ハイアンドローに関して
『次の』アイオリスにおけるハイアンドローの面々の特徴として
・外見やクラス、年齢等に差異は無い
・大なり小なり、性格やそれまで歩んできた生い立ち等に差異がある。しかし『前の』ハイアンドローの面々と共通するところもあり同一人物であると実感出来る。
・セレネ以外は二つ名の種類が入れ替わっている、また二つ名の名前も異なる。
(ウィンの二つ名が金剛→砲火になっているなど)
354:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/14 23:02:18.75 kQyL61fW.net
とりあえず以上。ぶっちゃけ『前世の記憶』のスキル名に惹かれてこうなった感はあるかも。
とりあえず2周目のメンバーに関しては現在まとめ中。
355:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/14 23:05:37.46 FUPhfwUi.net
うわああ…ウィンさん仲間殺しちゃうんですか…
『次の』があるにしてもなんというか夢オチのようで全く救われてないよなぁ
特徴とか違うのなら絶対に意識しちゃうだろうし
356:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/14 23:20:45.32 kQyL61fW.net
>>355
徹底的に追い込んでみたらいつの間にかこうなってた。
まぁ跳ばされたのが年長組だからまだマシな方なんじゃないかなぁって思ってる。ティアや年少組だったら例え跳ばされても精神的に耐え切れなかったと思うし。
結論から言うと>>89の設定が降ってきちゃったのが一番の原因だろうなぁ、てかあの王女ホント余計なことしかしねぇ(苦笑)
357:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/15 13:37:24.43 JOa8NOC+.net
ワーイ、ウマクイタッヨ
自分の設定が一部でもが広まっていくのが嬉しい
これがハッピーエンドに繋がってもセレネの心情考えると設定に深みが出るね
358:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/15 18:20:30.20 /smRag0J.net
>>357
セレネ自身としては、本当なら既に死んでるはずの自分が形はどうあれ仲間とまた会うことが出来たってことに満足してて、『前』の仲間達との違いに関してはもう割り切れてる感じかな。
ちなみに2周目は設定的に1周目のバッドエンドには絶対に繋がらない予定(バッドエンドが無いとは言ってない)
359:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/17 05:58:15.41 /gXeUpxh.net
二軍パーティの設定考えてたらくっそ長くなってしまった
SS1レスと二軍設定、それと二軍新設に伴って二つ名見直しした今の一軍設定を貼っていきます
360:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/17 05:59:54.03 /gXeUpxh.net
ヒュウガの成長イベント −もう鎌は飾りじゃない−
水晶の迷宮までたどり着いたギルドCitrus
思わず目を奪われる美しい迷宮にもやはりモンスターはいる
モンスターは初めて見る人間を格好の獲物と判断し、早速襲いかかった
いち早く敵の接近に気づいたのはヒュウガだ
素早くモンスターに接近し、おもむろに手に持った大鎌をぶん投げて敵に蹴りかかった
「死神キック!」「(死神要素ゼロだよねそれ)」
パーティの盾であるバレンシアはいつでも助けに入れるよう身構えながら
心の中で何度繰り返したかわからないツッコミを入れる
「ウォーサイズブロー!」「(いやそれただのパンチだからね?戦鎌はさっき投げ捨ててたよね?)」
「死神アッパー!」「(だから死神要素……どうしよう、ツッコミが間に合わない)」
いつも通りの戦闘が終わり、ぶん投げた鎌を拾うヒュウガにバレンシアが恐る恐る話しかける
「あのさ…今更言うことじゃ無いかもしれないけど、この鎌って何に使ってるの?」
「えっ?見ての通り攻撃っスよ」
彼は鎌を使っているつもりで戦っていたのだ。戦闘の度に鎌をその辺にぶん投げてる自覚は無かったようだ
「つーかこんなデカい鎌持ってるのに使ってない奴がいたらダサすぎっしょwww」
自覚のない自虐に、バレンシアは軽い頭痛を覚えた
今までどうして誰も疑問を口にしなかったのか
それは戦う彼の姿があまりに堂々としていたからだ
一切の迷いもなく戦うその姿は下手に口出ししてはいけない気持ちを起こさせてしまう
そうして月日が流れるうち、今更そんな疑問を口にできない空気が生まれてますますツッコミづらくなっていった
しかしそれももうおしまい
ヒュウガ本人のためにもそんな不条理な沈黙は打ち破らなくてはならないと、バレンシアは決意した
「じゃあ、どうして戦闘の度に鎌を拾いに行ってるの?」
「そういやなんで俺、いつも戦闘終わったら鎌探してるんだろ……えっまさか俺って鎌を使ってない!?」
ヒュウガは酷いショックを受けた
そして一ヶ月の休暇を貰い、鎌で格好良く戦うクールな死神目指して修行の旅に出たのであった
そして一ヶ月後、ヒュウガは戻ってきた。ドラグーンとなって。
彼が肩に担ぐ得物は巨大な銃身の先端に湾曲した刃を取り付けた銃剣、いや銃鎌と言うべきか
相変わらず彼が憧れるリーパーとは程遠い姿だが
とても嬉しそうに銃を撃ちまくるヒュウガに口出しをするものはもういなかった
361:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/17 06:01:25.83 /gXeUpxh.net
二軍パーティ設定
こっそり力を蓄えた死霊Eが仲間を集めて世界樹の迷宮に挑む
無断で仲間を集めたのであやうくメインパーティと敵対しそうになったが
シラヌイ(後述)がうまくとりなして存続を許された
一軍がスルーしたクエストや素材集めの消化と資金稼ぎが主な仕事
構成は 砲撃 連撃 迅雷/犬狼 天譴
●「二つ名」名前
職業/外見
以下詳細
という書き方をしていきます
長いので数レスに分けます
●「自称黒幕」ハレヒメ
天譴シャーマン/シャーマン女2
役割…自称真のリーダー
出しっぱなしで放ったらかしにされていた死霊。今までは死霊Eと呼ばれていた
メインパーティが身につけていた追憶の音貝のおかげでじわじわと力を蓄え
ついに生前と同程度の能力を取り戻し、自分の本名「羽礼比女」を思い出した
生前のハレヒメは遥か昔に滅びた王国の姫君であり、強い力を持つ巫女だった
近い未来を予想する力を持っており、その力のおかげで人々から恐れられたり奸臣に利用されたり
様々な目にあったがここでは割愛する
ある時王国で大規模な飢饉が起こり、生贄の儀式が行われることになる
最上位の巫女であり尊い血をひくハレヒメは生贄としてはある意味最もふさわしい、言い方を変えれば最高級の供物といえる
生贄に選ばれたハレヒメは目を覆いたくなるほどの凄惨な死をとげた
強い恨みを持ったハレヒメは怨霊として復讐の機会を伺いながら彷徨っていた
そしたらある日、変な召喚術に引っかかってこの世に現れてしまった
音貝のおかげで力をつけたハレヒメはメインパーティを出し抜いて世界樹の頂きにある宝を奪うため、ついに行動を開始する
しかし根が単純で騙し合いなんか全然向いてないのでうまくいきそうにない
「わらわの事は姫と呼ぶがよい。嫌か?ならラスボスと呼んでよいぞ。それも嫌じゃと、何故じゃ!」
362:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/17 06:02:17.45 /gXeUpxh.net
●「怪異ブリーダー」マーシュ 犬狼ハウンド/セリアン男汎用
出しっぱなしなっていた悪い冒険者の霊。今までは死霊Dと呼ばれていた
追憶の音貝のおかげで生前の力と名前を取り戻した
自分を現世に呼び出して住処まで与えてくれたブラッドには感謝してるけどそれはそれ
大人しくしているよりもハレヒメの企みに乗っかった方が面白そうだと判断して彼女のパーティに加わる
盗み脅し騙しは平気でやる悪党だが人殺しは好まない
だから一軍のユズや自分のパーティにいるシラヌイのような危険人物とはなるべく距離を置きたがっている
ブラッドが召喚術に失敗して化物を呼び出してしまう度に
「亡霊同士ならうまくやれるだろ」という謎の理屈のもとにマーシュに化物の管理を押し付けてくる
本人は不本意だが、その化物達とはすぐに心を通わせることができた
Citrusで変な経験を積んでいくことで自分でも知らなった才能が開花したようだ
言葉選びがいちいち小物っぽいのが特徴
ヒュウガには自分と同じかませ犬キャラの匂いを感じて親近感を持っている
「こっ今度は何を連れてきたんだよ!一体俺をなんだと思ってるんだ!」
「目当てのブツは手に入れたし早いとこずらかりましょうぜ」
●「冷血剣士」シラヌイ
迅雷フェンサー/マスラオ男2
二軍の実質的なリーダー
美意識の高いオネエ系な剣士
世界樹の迷宮とは金稼ぎと腕試しのために来た
格下の相手にも入念に策を練ってから挑み、一方的になぶり殺すことを好むサディスト
敵を陥れることは大好きだが、自分が騙されたり陥れられると激しく怒り狂う
最近冒険者としてギルド登録されたハレヒメとマーシュは凄い能力を持っている割に単純なので
利用価値がありそうだと考え、二人の仲間になった
二軍の運営に関わる細かい仕事や一軍との話し合いなんかは主に彼が行っている
外面はいいのでそこまで警戒されていない
「アッハハハ!こんな罠に嵌まって無様にもがいて苦しんで死んでいくなんて、最高ねぇ」
「このアタシが…こんな罠に嵌まる…っ!?何故だ、何故だ何故だ何故だッ!!」
363:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/17 06:03:44.26 /gXeUpxh.net
●「撲殺紳士」トムソン
連撃セスタス/セスタス男2
シラヌイの相棒
趣味は料理と掃除と戦闘
シラヌイとは違い、自分よりも強い敵と戦うことを好む
普段は気さくで優しく礼儀を重んじる性格だが、敵と見なした相手には容赦せず
人が変わったかのような残虐さをもって叩き潰す
シラヌイと組む前は料理人を目指していた
料理の腕も接客も文句なしのレベルだったが、唯一にして致命的な欠点が血の気の多さだ
客が喧嘩を始めると止めに入ったつもりがついつい一緒になって暴れてしまう
ある日ついに問題を起こして料理店を辞めることになり、その直後にシラヌイと出会う
共に旅をするうちにシラヌイの狂った人格に影響を受け、自分の戦闘狂な一面を開花させてしまった
彼のお陰で二軍メンバーは樹海の中でも美味しいご飯を食べられる
「準備できたぞ。さあ食事にしようか」
「お前の力はそんなものかぁ!最期まで、物言わぬ肉塊へ変わるまで抗ってみせろ!」
●「蜂の巣にしてやるぜ」ヒュウガ
連撃セスタス→砲撃ドラグーン/リーパー男2
今まで死霊と言う名のニートだったハレヒメが仲間を集めて勝手に迷宮へ入りだしたので
そのお目付けとしてブラッドの指示で送り込まれた
「二軍のリーダーになってパーティを管理しろ。無理なら力ずくで潰してもいい」
との命令で送り込まれたのだが、パーティの主導権はすっかりシラヌイが握ってしまっている
それどころかヒュウガは二軍パーティの悪役軍団っぽい雰囲気に感化されてヒャッハーし始めた
そもそもヒュウガには辛気臭い雰囲気漂う一軍パーティよりも明るくて自由な二軍パーティの方が肌にあっていたのだ
完全に人選ミスである
「やっべえ…俺この空気に流されそう…」
「ヒャッハー!おい雑魚どもォ!死にたいやつから前に出なァ!」
364:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/17 06:04:39.76 /gXeUpxh.net
うちのハウンドがあつかう獣(というかバケモノ)の設定
ある意味異世界転生モノ
●ヤマノケ(猟犬)…ブラッドが召喚に失敗して別の世界から呼び出したモノ
勝手に徘徊されても迷惑だからマーシュが預かって面倒を見ることになった
テンソウメツが口癖
山奥に棲み着き、近くを通る人間に取り憑いて生気を吸う恐ろしい化物らしい
15歳以下で健全な心を持っていそうな少女が好物。残念ながらCitrusには該当者がいなかった
故郷にいたときより力が落ちているので
仕方なくCitrusの手助けをしながら元の世界へ帰れる日を待っている
戦闘では森の木々から力を集めて仲間達を癒やしてくれる
…関係ない話だが、最近樹海で理由なく正気を失う女冒険者が増えているらしい
●くねくね(鷹)…ブラッドが召喚に失敗して別の世界から呼び出したモノ
飛んだり曲がったり歪んだりとフリーダムな動きができる真っ白な化物
こいつと目を合わせると良くて頭縛り、酷いと回復不可能な混乱状態になるので気をつけよう
ブラッドが屋敷で召喚の実験をしていたらこいつが呼び出されて、逃げ回った挙句ユーレカの部屋に入り込んだが
その場に偶然居合わせたユズが(というか勝手に部屋に忍び込んでベッドの下に隠れていた)咄嗟に切り捨てて大人しくさせた
言葉も動きも意味不明で何を考えているのかわからないが、Citrusのために戦ってくれる
例によってマーシュが管理を押し付けられている
次のレスからは一軍の設定を書いていきます
365:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/17 06:06:32.43 /gXeUpxh.net
現在の一軍メンバーの設定
ヒュウガが抜けて代わりに知らない爺さんがパーティ入りし、編成が 金剛 死遠 四天/六属 召霊 に変わりました
●「転生キメラ」ブラッド
破霊ネクロ→召霊ネクロ/ネクロ男2
役割…リーダー、荷物持ち
ギルドCitrusの発足者。冷静沈着で無責任な性格
最近召喚術に更なるアレンジを加えてみた
そしたら別の世界からも化け物をせるようになってしまった
何が出てくるかは呼び出してみるまでわからないので危険極まりない
召喚に失敗して消せなくなった化け物はとりあえずマーシュへ押し付けている
最近、棺桶に食材を入れておくと長持ちすることに気づいた
時々棺桶から死霊と融合してモンスター化した食材が飛び出すようになったのが難点
「名伏し難い触手のような化け物を召喚してしまった…面白そうだから放っておこう」
●「唯一の良心」バレンシア
金剛ドラグーン/ドラグーン女1
役割…副リーダー、事務処理会計各種手続きetc...
いつの間にか変人ばかりが集まっているCitrusの現状に頭を抱えている
もはやCitrusでの常識人はバレンシアしかいなくなってしまったので
気づいたら人事やクエスト受注、
転職にともなう冒険者ギルドでの手続きなどの外向きの仕事は彼女が一人で担当することになっていた
加えて会計と事務処理もこなしているので探索に出ていないときも仕事が山積み
でも自分が仲間達から頼られていることにこれまでにない喜びを感じている
ここまで頼られることを喜ぶのはブラックギルド時代に「自分なんか価値がない人間だ」と思い続けてきた反動である
また、度を超えた献身ぶりも自分を消耗品か何かだと思い込まされてきた過去からくるものだ
最近はそんな気持ちの変化が戦闘スタイルにも現れてきており、自らカウンタースキル(墓穴・カウンターガード)の受け役を引き受け
敵の攻撃もユズが放つ三途渡りのとばっちりも文句一つ言わずに受け止めている
Citrusが抱える問題をほとんど一人でフォローしているバレンシアはいつ潰れてもおかしくない危うさがある
もしも彼女が潰れたらCitrusはあっという間に崩壊するだろう
「うちくらいですよ、料理の度に武器を構えなきゃいけないギルドなんて」
「さあ、今日も頑張らないと」
366:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/17 06:07:07.06 /gXeUpxh.net
●「マイペースな分析家」ユーレカ
天寵シャーマン→六属ウォーロック/ウォーロック男1
役割…マッピング、モンスターと素材の情報の記録係
バレンシアが敵の攻撃と三途渡りを自ら受けとめる戦法を取るようになってから
毎日ひどい怪我をしている姿を見て
「自分も仲間を守れる程度には強くなった方がいいのかな」
と思い始めた
元々はシャーマンをやっていたが、他人とタイミングを合わせるのは苦手な方なので
戦闘では味方の行動が終わってからバフをかけてしまうことが多かった
仲間はそれでも助けになっているから気にしていなかったが、ユーレカ自身は
最近になってそのことを気にするようになっていたので、この機会にシャーマンからウォーロックへと転職することを決める
他人を気にかけて転職するというのは彼にとってはかなりの成長だが、まだまだチームプレイは苦手なので
攻撃魔法に味方を巻き込みそうになることが多々ある
最近は深く潜るほどに複雑になる迷宮の地図作成が楽しくて仕方ない
迷宮で走り書きしたラフな地図やメモを元に毎晩資料を作成するのが何よりの楽しみ
「…でもさ、魔物に入り混じって戦う味方だけを狙いから外すなんて中々難しいと思うんだ」
●「サイコストーカー」ユズ
四天マスラオ/アースラン女汎用
役割…料理担当、メイン火力
今までは三刀+鎧を装備していたが、バレンシアから
「私が守るから遠慮しないで思いっきり戦っていい」
と言われ、鎧を捨てて四刀スタイルに変更した
刃を向けられても怒りも恐れもせず受け止めてくれるバレンシアにユズは深い尊敬の念を抱くようになった
自分がここまで強く気持ちを動かされる相手は今まではユーレカしかいなかったので戸惑いを隠せない
でもユーレカがわざわざバレンシアのために転職した事に対しては強い嫉妬心を抱いている
恋敵(と勝手に認識していた)バレンシアへの敬愛と憎しみの気持ちはユズの脳内をこれまで以上に混沌とさせていく
これが成長に繋がるか、更なる狂気を生むかはまだわからない
「私のためにこんなに傷つくなんて可哀想に。とっても嬉しい…」
●「神出鬼没な老詩人」ベルガモット
死遠リーパー/ドラグーン男2
役割…採取や素材剥ぎ取りなどの雑務
いつの間にかギルドに混ざっていた謎多き爺さん
ある日突然現れて戦闘に参加し、戦闘終了後も顔なじみのようなノリで会話に混ざるベルガモットに
ギルドメンバー達は皆、ツッコミを入れるタイミングをうかがっていたが
一緒に戦っているうちに悪いやつじゃないと思えてきたのでギルドメンバーとして採用することに決めた
丁度ヒュウガが二軍に移った時期なので人材不足だったという理由もある
一人称は我。口数は少なくクールな印象
孤高そうな見た目に似合わずとても気がきく性格で、雑用を進んでやってくれるし
戦闘でも的確にサポートしてくれる、痒いところに手が届く存在
冒険者をやっている理由は世界樹の中には美しいドラマが溢れているから
迷宮を歩む冒険者達にふらりと近寄り、そんな悲劇や喜劇をすぐ側で鑑賞するのが生き甲斐
気配の薄さも優秀だが目立たない仕事ぶりも人間観察をするためだけに身につけてきたものである
気分が盛り上がると常人が理解できない言葉で話しだすようになる
理解できない旨を正直に言うとわかりやすい言葉に言い直してくれる
「冷徹なる月光が我が罪を曝け出さんが如く降り注いでおる(月が綺麗ですね)」
「時は満ちた。虚に魅入られし者共は何を望むのか(そろそろ昼食の時間ですね。今日は何を食べますか?)」
以上です
367:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/17 08:58:43.13 ZWXvi1SG.net
>>359
なんというかあれだ、転職前のヒュウガの行動が
『○○の上手な使い方①:まず○○を捨てます。』
に見えてきたw
あとぶっちゃけ(元から危ういサイコストーカーは置いといて)バレンシアの依存ぶりが一番ヤバそう。
368:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/17 17:37:17.79 GK1vfHZp.net
ここ見てると鬱展開妄想が滾りますね
369:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/17 18:05:08.78 0I5Dxjs3.net
>>368
分かる。俺もバッドエンド投下したけど、それ以降も結構暗い設定浮かんでくるわ。
今日もなんかふらっとギルドメンバーのhage時の各自のセリフとか浮かんできたし。
370:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/17 19:05:17.24 nKGV8Y/F.net
>>369
ミターイ
デフォルトボイスだと全滅時の絶望感が無いのよね
371:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/17 19:33:49.59 0I5Dxjs3.net
>>370
天然の『冒険…楽しかった…ですね…』や無口の『沈む…みんな…一緒に…』は結構抉ってくる。
んじゃ軽めに全滅時セリフを。状況が状況だからそんなに長くはないけど
ハイアンドロー全滅セリフ
ウィン
「あれ……おかしいなぁ……身体中痛いのに……全然……気持ち良くないや……」
「みんな……ごめん……ごめん、ね……」
「御主人様……ごめん、なさ、い……」※
「終わりかぁ……でも…これで、良かったの、かも……ね……」※
※は三層~離脱時までの限定
シャン
「いやだ……まだ、まだ死にたくない……死にたく、ない…よ……」
「あいつらが……あいつらが、待ってる、のに……」
カエデ
「あはは……ここまで、なの、ね……」
「暗い……冷たい……。あぁ、そっか……あたしは……もう……」
ナミネ
「私は……わたし、は……みなさんを、たす、け……」
「みなさん……わたしの、ことはいい、から……はやく逃げ、て……」
レナ
「みんな……ごめん……」
「ティン……シャン……駄目な主人で、ごめん、ね……」
レン
「そん、な……」
「僕は……ぼく、は……」
ガル
「ここらで、潮時、か……」
「あぁ……ちくしょう……」
ミーヤ
「ティア……あんただけでも、生き、て……」
「父さん……母さん……ごめん、ね……」
ティア
「ミーちゃん……ウィン……どこ……?どこにいるの……?何も……見えない……よ……」
「エィくん……ビィくん……しぃちゃん……いつまでも……いっしょに、いよう、ね……」
セレネ
「あたしは……あたしは、まだ……」
「ねぇ……あたし達……良いギルドだった、わよ、ね……?」
「ようやく……楽に、なれるのね……」※
「みんな……今……そっちに逝くわ……」※
※はバッドエンドルート限定
372:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/18 18:59:23.12 uDRmgotB.net
>>371
hage台詞って想像したこと無かったので刺激になるな
ドM騎士の1つめは色々考えさせられる
>>367
バレンシアはハッピーエンドを作りづらいキャラにしてしまったと思う
もしも今の精神状態のまま無事に世界樹を踏破→ギルド解散したら、守るものを失うせいであっという間に壊れる
仕事人間のリーマンが定年退職して生き甲斐を失う状態に近いかな
373:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/18 19:43:51.29 LAePbek5.net
>>372
バレンシアだけピンポイントで詰んでますねぇ
374:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/18 20:16:15.62 nUsvQU3f.net
>>372
あれにとって『仲間を失う』っていうのは最大級かつ絶対に快感に転化しない苦痛だからなぁ。現にバッドではそのせいで壊れるし……。
てかこうして見るとバレンシアとうちのドMってなんか似てるなぁ。
クラス同じってのもあるけど
・どっちも(ベクトルは別とはいえ)過去に虐げられ続けた挙句に放り出された経験あり。
・どっちも相当な依存体質(バレンシアは仲間、ウィンは仲間と御主人様)。
・どっちもバッドエンド要因
なんというかドラグーンに厳しいスレだよなぁここ……w
そういやうちのドMって主人から見捨てられた後3年ぐらい放浪してたけど、よく精神的に無事だったなぁ……。
375:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 00:05:53.92 36/HwRH7.net
これ>>332だけではあまりにもトロンが可哀想なので続き
~ 『ハーフムーン』のギルドハウス ~
空き部屋の前で何かに悩んで右往左往する影が一つ
緑髪の劣等生ことクレイルである
(…大丈夫かなぁ…もう3日も部屋から出てないけど…)
彼の悩みは友人のトロンの事
あの一晩以降、彼は部屋に閉じこもっているのだ
(…まあ鍵だけ開けておこうかな)
もしかしたら自分から出てきてくれるかも知れない、と思いクレイルは
その場を後にした
376:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 00:06:28.54 36/HwRH7.net
しかしその直後に今度はせわしなく急ぐ影が一つ
金髪の絵描きことフレイアだ
「スケッチブック忘れたーっ!」
どうやら出かけるときにスケッチブックを忘れたらしく、乱暴にドアを開けて、部屋の中に入っていった
トロンは初めこそ驚いて後ろを向いたが、すぐに窓の外をぼんやりと見つめている
「大丈夫…?」
「……」
そんな様子が気になったのか、フレイアが声をかけたが、トロンは黙ったままだ
「せっかくだし…これ…見てくれないかな?」
フレイアがスケッチブックを広げてトロンの前に差し出す
そこには誰もが初めて目にするであろう一層の自然が描かれていた
「…これは…」
「僕が描いたんだ」
意外そうに驚いたトロンを見てフレイアは少し得意げそうにする
「樹海ってさ、不思議じゃない?」
「…不思議…?」
377:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 00:06:51.27 36/HwRH7.net
フレイアはヒョイとトロンの後ろから手を伸ばし、スケッチブックをめくった
そこには小さな墓が描かれている
「確かに、怖い事も悲しい事もあった」
「でもさ、それでも僕達は挑み続けてる」
「これって凄く不思議じゃない?」
「………」
彼女はまたスケッチブックをめくる
次は仲間の似顔絵が描かれたページ
「僕達の目的はバラバラ」
「名誉だったり、欲望だったり、
愛情ゆえだったり、はたまたロマンを求めてだったり」
「でも僕達はかけがえのない仲間だ」
「これってとっても不思議じゃない?」
「………」
そして彼女はトロンの前に回って立ち上がった
「そりゃ冒険者をしてたら理不尽なこと、不思議な事は沢山あるさ」
「大半の事は時間が解決してくれる」
「でも時には苦しくなることがあるかもしれない」
そこまで言うと彼女は大きく手を広げて、トロンの目を見つめた
「確かに僕にはキミの苦しみはわからないさ」
「でも仲間だから、苦しみや悲しみを分かちあうことはできるはず」
378:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 00:07:16.72 36/HwRH7.net
「えっと…」
「とりあえず僕はキミの事仲間だと思ってるから、さ」
そこまで言うとフレイアは恥ずかしそうに右手を差し出した
(仲間…)
彼はペルクトソルの仲間を思い出すようにフレイアの目を見つめる
そして顔をあげつつ、ゆっくりと彼女の手を取ろうとした
「………」
379:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 00:07:54.51 36/HwRH7.net
手を取ろうとしたのだが…
予想以上にフレイアの背が低かったようで
フニッ
触れたのは彼女の手ではなく胸だった
(私は彼女の手を取ったはず…
なのにどうして胸に触っているんだ!?)
突然の事態に場が凍りつく
(しかしこのままでは私が調子に乗ったただの変態だと思われてしまう!考える前にな、何か喋らないと…)
そんなことをトロンが考えているとフレイアは何を思ったのかいきなり正座して頭を下げる
(あれ!?こっちが謝られる側でしたっけ…?)
そしてフレイアの一言によって沈黙は破られた
「ふ、ふつつかものですが、よろしくお願いします…」
(……あれっ?)
(な、なにか盛大な勘違いをしてらっしゃる!?)
更に状況はややこしくなってしまったが…
380:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 00:10:15.62 36/HwRH7.net
ガシャーン!!
「えっ!?」
突然皿が割れるような音が鳴り響き
驚いたトロンが振り返る
「ト、トロン…フレイアに何を…」ガタガタ
そこには昼ご飯を持ってきたクレイルが固まっていた
まあ常識的に考えて、さっきまで廃人状態だった親友の部屋を15分後に覗いたら、仲間の女の胸を揉んでいたなんて誰にも想像できないだろうし無理はない
しかし問題はトロンの方である
このままでは間違いなく親友に見放されてしまうだろう
「ち、違うんだクレイル!」
「フレイア…どうしたの…これ?」
「身体を汚された」バッサリ
「違う!合ってるけど違う!」
必死に弁解するトロン
しかしクレイルは彼を哀れむような目で見つめ言い放った
「トロンがこんな、こんな変態だったなんて…良い奴だって信じてたのに!」
「ご、誤解だ!これは誤解、誤解なんだ!」
「う…うるさい、このっ!変態ッ!」
そしてクレイルは涙を流しつつ走って階段を下っていった
「クレイル!!待って!待ってエエエエエエ!」
親友に罵倒され、言い表しようのない恐怖感を覚えたトロンは急いでクレイルを追おうとするがフレイアに肩を掴まれる
「乙女の体を汚しておきながら何処へ行こうと?」ニッコリ
「」ガクガク
トロンは更なる恐怖に、逃げ出したくなった
フレイアは刀を構え、明らかに獲物を狙うような目で此方を睨んでいる
「さあ!責任を取ってもらうよっ!」
「だ、誰か助けてェェ―― ッ!」
彼の全身全霊の悲鳴は町中に響いたという…
以上です
我ながら酷いオチだ
381:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 00:25:16.48 DjN2EYlv.net
>>380
『「う…うるさい、このっ!変態ッ!」 』
『そしてクレイルは涙を流しつつ走って階段を下っていった』
ここだけ見るとクレィルがヒロインのようにも『トロン×クレィル』のようにも見えてくる不思議
382:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 00:50:12.97 36/HwRH7.net
>>381
学生生活の大半をスレイに支配されてたクレイルにとって
トロンは生まれて初めての友達だし恋愛感情と近い、信頼感みたいなのを持ってるんじゃないかなぁ…?
と思ってこんな感じになった
383:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 01:08:55.08 Taw5AjNr.net
そんな風に詰んだキャラを救うシナリオを描くのも力の見せ所なんだぜ?
鼠の歌バット晒し
1.
樹海の土に、赤い血が染み込んでいく
足を捥がれ、吹き飛ばされた青肌の男は一人でも仲間を助けるべく必死に這いずるも
ひとり、またひとり追い打ちをかけるようにネクタルも使えないほどにバラバラになっていく
あいつはもう助からない、あいつも、中身を食われすぎてしまった
血が失われ、意識が朦朧とする中、今は亡き恋人がハイルの目の前で首を傾げる
「……すまん」
彼はそうひとりごちると
アリアドネの糸を捨てて微かにほほ笑んだ。
(三層限定)
悪霊達はボウケンシャ-達に止めを刺すと、
アンデットキングに捧ぐべく運んでいったのだった
(その他)
そうして鼠の歌が壊滅した数年後、
アイオリスの街で鼠の歌のメンバーを弔う少女の姿があったとかなかったとか
バッド条件
・hageてギルマスのハイルが自力で恋人の魂を見つける
ハイルさんが仲間を見捨てて恋人とズットイッショするだけのエンド
384:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 01:35:56.41 36/HwRH7.net
>>383
これはマルチバットエンディングですね間違いない
ズットイッショできても他のメンバーが不憫すぎる
385:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 06:55:44.94 DjN2EYlv.net
>>383
こういう描写見ると、爆発喰らおうが食いちぎられようが首を刈られようが蘇生出来るゲーム内のネクタルっていったい何なんだって感じになるよなぁ……w
>>384
マルチバッドエンド……アーモロード……いかん、古傷が開いた
てかあまりにもラスボスに勝てなくて鬱憤が溜まってるせいか、妄想マスタリーが仕事し過ぎてヤバい。
具体的に言うと>>351の説得会話とか>>353の『次』のメンバーの設定とかどんどん浮かんでくる(なお文章化)。
あとは『ギルドメンバーはそれぞれいつも何時に寝て何時に起きるのか』みたいな細かいフレーバー的な設定がいくつか。
386:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 12:25:40.33 36/HwRH7.net
まあ、かといってキャラロストとかになると、プレイヤーの精神ガリガリ削れそうだけどね
どうしてもフレーバーテキスト的なのはたまるよなぁ
プレイしているうちに勝手に考えつくもの
387:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 13:09:57.84 7ExZPVWP.net
うちでは
HP0=行動不能になるレベルの重症
hage=全員動けなくなり治療不可能でそのまま本当に死亡
って脳内補完してる
でも死んでも蘇生可能って設定でいくのも面白いよな
グロ嫌いなハーバリストが仲間を治療するときに「うげーこういうの無理なんだけど」とか言い出して顰蹙買うとか
ネクロマンサーのソウルトレードで蘇生してもらったら魂が犠牲になった亡者の魂とブレンドされてだんだん人間離れしていくメンバーとか
妄想が捗る
388:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 13:54:07.74 DjN2EYlv.net
>>386
こういう細かい描写は日常描写やギャグ系で役立つからなぁ。例えばうちだと20時に寝て7時に起きるのもいれば3時に寝て5時に起きるのとかいるし。
>>387
うちの場合も似たような感じかなぁ。まぁ一人だけHP0=激痛と快感でビクンビクン状態なのはいるがw(hage時は仲間が倒されたことで精神的にトドメを刺されて死亡)
……てかこうして考えると一応薬扱いのネクタルはともかく、デザートなはずなのにHP全快で完全復活させる果実の蜂蜜漬けさんはほんとあれなんなんだ……w
389:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 18:42:02.26 36/HwRH7.net
あー…やっと水晶竜倒せた…
そろそろラスボスだしアリエスをどうするか考えないとなぁ
390:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 19:04:02.88 FLNzn+kd.net
WRDSHの者です
ついにまとまったのでSS晒そうと思います
念のため確認
391:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 19:25:47.73 DjN2EYlv.net
>>389
アリエスもそうだけど五層の鬼畜難易度にも気をつけような!(白目)
>>390
構わん、存分に晒すと良い。
392:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 19:44:49.21 36/HwRH7.net
>>390
大歓迎ですー
>>391
タイミング迷うのよね
表ボス直前にするのか、はたまた裏ボス後にするのか
393:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 20:41:16.35 +dXulHSt.net
>>390
期待
転職させてパーティ構成練り直す→数日かけて設定練り直す→しばらく運用してみる→もっといい構成思いつく→また数日かけて設定練り直す
のループが起きて全然ゲームが進まなくなった
後付けの設定やら転職する動機やらなんやらを説明するSSばかりがどんどん増えていく
394:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:00:02.50 dJYCfCpr.net
すいませんROM専になるつもりでしたが厨二心が抑えきれなくなりました。
投稿していいですか?
395:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:01:51.70 DjN2EYlv.net
>>394
構わんよ。ただ>>390の人も投稿するみたいだからタイミング的にその後のがいいかも。
396:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:03:43.98 dJYCfCpr.net
わかったそれまで寝てま( ˘ω˘)スヤァ
397:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:05:19.06 dJYCfCpr.net
すいませんふざけて顔文字使おうとしたら文字化けしました
398:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:14:20.72 36/HwRH7.net
>>397
いいんだよ
前の人はまだ時間かかりそうかな?
あっとりあえずギルカどうぞ
URLリンク(m.imgur.com)
399:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:21:41.55 dJYCfCpr.net
>>398
全クリしてやがるぅ!
こっちなんてまだ水晶竜でぼこぼこにされてる人種だぞ()
レベル40はきついですかね。
400:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:25:41.48 DjN2EYlv.net
>>399
一つ絶望を教えてあげよう。俺は今レベル60でラスボスにボコボコにされてるよ(白目)
401:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:26:11.77 36/HwRH7.net
>>399
ハッハ
99引退済み99のフルカンだよっ!
まあいま二周目なんでほぼ関係ないけど
402:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:27:08.00 36/HwRH7.net
>>400
70でも編成次第では平気で殺されるしなぁあれ
403:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:28:08.06 dJYCfCpr.net
・・・あれもしかして自分地獄に足突っ込んじゃってる?
404:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:32:51.76 dJYCfCpr.net
>>402
もしかしてだけど今回の世界樹って・・・やばい?
405:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:35:22.14 DjN2EYlv.net
>>404
世界樹には『ヤバい世界樹』と『魔境』しか存在しない。
特に旧・新2のハイラガはどっちもガチで魔境。
406:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:38:38.28 dJYCfCpr.net
>>405
新2はスキュレーが倒せなくて心折れた
やっぱレベル上げか転職してパーティ組みなおす必要あるなぁ・・・。
それに比べてアンデットキングさんは本当癒しでした。
レベ34ぐらいで安定してボコれるもん。
407:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:40:22.31 36/HwRH7.net
まあ今回は編成に拘らなければ非常に楽ではある
というか職業選択の自由度は歴代でもかなり高い方
実際裏ボスは職業統一や種族統一でもなんとかなる
キャラ愛と根性次第でなんとやら
408:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:41:10.74 DjN2EYlv.net
>>402
それ考えると、設定だけとはいえバッドエンドルートでたった一人であいつ倒したうちのドMってホントなんなんだろ……w
>>406
というかアンデットキング→水晶竜の落差が酷すぎるってのがデカい。
409:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:43:07.59 dJYCfCpr.net
まじか、ちょっと水晶竜を倒すためのパターン組み(あまり意味がない)してくるわ。
410:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:44:01.65 36/HwRH7.net
>>408
まあVITとSTAカンスト砲火ドラならガンリベ砲撃準備バスカノでワンパンだし単騎でもなんとかはなる
行動もパターン化してるから
死んで覚える
411:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:44:53.33 dJYCfCpr.net
>>408
仲間殺ししてなんか変な方向に悟ってしまったとか()
412:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:46:03.44 dJYCfCpr.net
>>410
いいこと聞いた。
これでラスボスは楽になりそうだな()。
413:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:50:00.76 36/HwRH7.net
>>408
水晶は耐性変化するからなぁ
逆に六属か三属ウォロ居ればある程度楽ではある
マジックガードでブレスも無力化できるしね
ちなみにうちのトロンは三属です
そうです水晶竜倒せなくてキレて加入フラグ建てましたよええ
414:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:55:13.36 dJYCfCpr.net
形態変化は許す、クリブレも許す、だがソニックブローてめぇはだめだ(発動されたらまず一人は死ぬ)
今回もネクタルゲーになりそうだな(遠い目)。
415:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:56:16.90 DjN2EYlv.net
>>410
まぁうちの設定だと五層でも対決時は砲火&金剛の両方のスキル使えたりレン&ツスクルみたいに一部スキルが魔改造済みっていうボス仕様だったからソロでも行けるのかもしれんw
>>411
多分自分の身とか全く省みずに、あわよくば相討ちしたいとまで考えて戦ったんだろうなぁ。結果的に勝利して最悪の方向に向かったわけだけど。
416:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/19 23:57:58.03 DjN2EYlv.net
>>414
ソニックブローさん墓穴より先に発動するのやめてくれませんかね……自身に咆哮かけたうちのドMが何回ひぎぃしたと思ってんだ(白目)
417:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/20 00:02:03.57 8btx3UNs.net
>>415
こっちもそういう身内と戦闘する設定あるなぁ・・・。
ただしタイマンでやりあったり、もう元のスキルの原型がなかったりするけど。
418:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/20 00:04:01.65 8btx3UNs.net
ネクタルを買うための資金稼ぎをするために4層で採取してたら死にかけたぜ!
・・・レベル上げしたほうがいいな。
419:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/20 00:06:40.05 1gdihOVL.net
>>418
さあ魂寄せと新たな強敵の出番だ、モリモリレベル上がるぞあれは
まあ新たな強敵はバクルスで代用できるけど
オリジナルスキルやユニオンとかも考えると止まらないよなぁ
420:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/20 00:08:26.41 Zpt/bxJ2.net
>>417
忘れそうになったけど1VS9っていう変則的な戦いだからもうそれぐらいした方がいいのかなぁと。両方とも本気だからそれぐらい必死になるだろうし。
421:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/20 00:10:46.67 1gdihOVL.net
>>420
その人数差でよう勝てたな…
422:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/20 00:11:22.97 8btx3UNs.net
>>419
それをするためのマスラオ育てなきゃなぁ・・・
423:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/20 00:12:56.04 Zpt/bxJ2.net
>>419
とりあえずボス戦仕様の改変スキル考えてみたけど鬼畜すぎてどうすれば勝てるのか分かんなくなってきた……w
424:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/20 00:13:52.14 1gdihOVL.net
>>422
警報セミの条件ドロップ装備が新たな強敵内蔵しとるよ
425:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/20 00:14:33.07 1gdihOVL.net
>>423
ミセーテ
426:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/20 00:16:40.76 8btx3UNs.net
>>424
神かよ、金貯めてくる。
427:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/20 00:19:02.64 1gdihOVL.net
>>426
強化必須だからインゴットか複数個の素材は用意してね
428:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/20 00:20:25.97 8btx3UNs.net
>>427
大丈夫だ問題ない。
足りると思う(フラグ)。
429:名無しさん@お腹いっぱい。
16/09/20 00:38:57.81 Zpt/bxJ2.net
>>425
んじゃせっかくなので。魔改造の度合の元ネタは新1のレン&ツスクルや新2のアーテリンデ&ライシュッツ辺りもぶっ飛んでたのでそんな感じで。
ウィン(ボス戦仕様)使用スキル
バンカー・トーチカ:出現中はウィンに攻撃が当たらない(攻撃対象にすらならない)。
ライン・マテリアル・ヒーリングガード:ローテーションで使用。ダメージ軽減率が通常よりも高い。ヒーリングに至ってはダメージ<回復なので攻撃禁止。
リカバリーガード:依存部位無し。縛りが入ると次ターンは確実にこれを使用。封じ回復が全部位かつ確定。
ソウルガード:依存部位無しの食いしばり枠。致死ダメージを受けると一回だけ自動発動して体力が1/2まで回復。
カウンターガード:各ガードスキルに対して発動するパッシブスキル化。
シールドスロー:命中率が高くなっている。
ガンマウント:単体攻撃から全体複数回ランダム攻撃に。
ラピッドカノン:特に変化無し。
カースカノン・ヒュプノカノン:列攻撃に。
砲撃準備:ソウルガード発動済みの状態でHPが一定値まで減ると使用。依存部位無し。毒以外の状態異常・縛りを回復し、なおかつ毒以外の状態異常・縛りにならなくなる。
バスターカノン:砲撃準備の次のターンに発動。発動した2ターン後に全体に耐性一切無視の即死級ダメージ。以降戦闘終了まで毎ターン発動(某セルのハルマゲドン連発みたいなもの)。そのため砲撃準備に入ったら全火力で一気に押し切る必要あり。
うん、これならラスボスも一人で倒せそうだな!(白目)