20/07/30 00:25:34.78 Nkg1PvMBY
まだ、胸がざわざわするけど……普通に喋れる位にはなれた。
いつの間にかみんなが周りにいる。
けど、なんだかよそよそしいというか、関わり辛そうにしてて……そんなことされると思い出しちゃいそうで、そわそわする……。
「えっと、ライチュウ。ホントにごめんね……」
「なんで……?」
どうして謝るんだろう。おもらしもおねしょも、ボクのせいなのに……。
「あのね、さっき調べて分かったんだけど……早過ぎる進化をすると、体や気持ちが追い付かなくて、おもらししちゃうことが多いみたいなの……。
ライチュウも進化して急にだったし、多分そうなんだと思う」
「……そっか、それで……」
でも、理由があるなら。仕方ないことなら、ボクだってちょっとは安心できる。
恥ずかしいのは、変わんないけれど。
「あと、恥ずかしいかもしれないけれど……」
ご主人が取り出してきたのは、ポケモン用のおむつ。
言いたいことは伝わったし、ボクだって穿いた方がいいかなって思ってた。
また間に合わなくて、床を濡らしちゃいけないもんね……。
ボクは黙って頷く。
「ごめんね……あと、これ……」
そう言って見せてきたのは、ボクがちょうど着られそうな、水色のパジャマ。