20/06/22 00:29:02.24 jSmbVj9u0
―ある日の夜。
夕飯の後、部屋に戻ったオレは藁のベッドに座った。
昼間の疲れと食事の後のせいか、ものすごく眠い。
オレはブイゼル。
ポケモン調査団の一員だ。
すぐに眠りたいのは山々だが、寝る前にやることがある。
オレは荷物置き場の陰に隠してある、白くてふわふわした下着を取り出して。
「んっしょ……」
それをいつものように穿いた。
まあ、言っちゃえば……おむつ、なんだけど。
なんでかって……そんなの、決まってる。
……おねしょ、するから。
言ってなかったがオレは子供じゃない。立派な大人のポケモンだ。
……その立派な大人がおねしょするなんて知られたら……。
「……っ」
オレは思わず声が漏れそうになるのを堪えて、ベッドの上でじたばたした。
早く治らねーかな……はぁ。
って、誰に当てるでもない独り言なんて考えてないで、早く寝なきゃ。
疲れてるんだし、明日も早く起きて、見つからないうちにおむつを脱がないと……。
考え事をやめてから、あっという間に意識は途切れた。