15/08/26 01:10:45.81 Qn7GpO+q0.net
知り合いからイーブイの子どもを二匹貰ってきた。
どうやら双子ちゃんみたいだ。まだ小さくてかわいらしい。
抱っこしてみた。
15cmくらいしかないその身体はとても軽く 、骨も軟らかで、腕に力を込めたら簡単に壊せそうだった。
「うぃーうぃー」
もう片方のイーブイが足に摺り寄ってくる。自分も抱っこして欲しいのかな?
抱っこしていたイーブイを降ろし、足下にすりすりしてくる別のイーブイの頭を、上から覆うように、がっしりと掴む。握ると言ったほうがいいかもしれない。
「ぃいーゃぁーあ」
嫌がって前足でカリカリと指を引っ掻いてくる。
そんなに大きいわけでもない僕の手のひらでも、すっぽりと覆ってしまえるほど小さな頭、力を込めれば玉子より簡単に砕けそうなやわさ
ちょっとした好奇心から 掴んだ手をぐるっと 蛇口を廻すみたいに、一気に180度ひねってみた。
ポキッっ、と指を鳴らしたような軽い音がした。
真後ろを向いたイーブイは虚ろな目をしている。口から紅い泡がごぼごぼと溢れでてきた。
壊れた蛇口かぁ
あーあ 死んじゃった。
ほんの少し前までは足下に摺り寄ってきていたのにねぇ。ふふふ。
まったく 脆いんだから
「ぶいぃ?」
横たわる自分の兄弟をみても、この子はまだ何が起こったのかよく解らないみたいだ。
口からごぷごぷと血泡を噴き出す兄弟の顔を、ペロペロ舐めてあげている。
「そんなの舐めてたら、汚いでしょ。」
もう動かなくなった方を足でどける。
まだ動く方を