13/06/05 07:41:04.60 .net
URLリンク(jp.techcrunch.com)
今朝(米国時間6/3)のBloombergの記事によれば、MicrosoftはWindows RTのライセンス価格を値下げする
という。MicrosoftはRTの低調なセールスにテコ入れするのに懸命なようだ。
Windows RTはiPadに対するMicrosoftの回答という触れ込みで登場した。MicrosoftはWindows 8デスクトップ
版OSから多くの機能を低消費電力のデバイスに移植し、iPadよりはるかに安定性の高いシステムを構築する
ことを狙った。しかしその過程でMicrosofはOSの別バージョンを作ってしまい、デベロッパーはIntelベースの
WindowsとARMベースのWindowsRT(Windows Phone 8、Xboxも同様)という2つのOSに対処しなければなら
ないことになった。
Windows RTがリリースされてから8ヶ月たつが、メインストリームのWindows RTデバイスはほとんど存在しな
い。他方、Windows 8搭載デバイスは急速にWindows RTと同じ価格帯まで値下がりしてきた。
MicrosoftはiPadないしAndroidタブレットではなくてWindow RTを買うべき説得力のある理由をユーザーに与え
ることに失敗したといえる。Windows RTで喜んだのはもっぱらMicrosoft Officeを使う旅回りのセールスマンぐ
らいなものだろう。
値下げは多少の効果があるだろう。
Androidタブレットも初期の頃、価格設定で悩んだことがある。当時Androidタブレットは高価すぎたために存在
意義が疑われていた(HTC Jetstreamなど)。そこに250ドルのB&N Nook Color、Amazon Kindle Fire、そして
Nexus 7が登場した。200ドル台の低価格のおかげで、Androidタブレットは突如存在意義を復活させることがで
きた。さらにSamsung他のメーカーが続いて、大型タブレットの価格も低下し、Androidタブレットは意味のある市
場シェアを獲得した。
しかしWindows RTの場合、たとえ200ドルにまで値下げしても復活できるかどうか疑わしい。
主要メーカーは続々とWindows RTのサポートを打ち切っている。HPは最初期にRTのサポートを中止した。
Samsungもすぐそれに続いた。HTCも最近RTタブレットの開発を中止した。
現行製品ではDell XPS 10、Surface RT、Asus VivoTab RTがWindows RTのロゴを表示している製