06/11/05 11:23:54 .net
小泉総理はブッシュ大統領を選ぶわけです。
結果としてアメリカを選ぶ。
ご記憶がと思いますが、アメリカがイラク攻撃を始める時に、お隣メキシコはノー、お隣カナダもノーでした。
太平洋を隔て遠く離れた日本と、大西洋を隔て遠く離れたイギリスとスペインだけが賛成したのですが、
イギリスは当然アメリカと近いですから、これはいいにしても、日本はアメリカに感謝されました。
今、アメリカの国務省でまったく点検なしで入れる外交官は日本とイギリスとオーストラリアだけです。
それほどまでの関係になった。
今は多分、日米関係は戦後58年間で最も近い関係だと思います。
少なくともこれまで幣原喜重郎総理以下26人総理大臣が出ていますが、
アメリカ大統領の自宅に呼ばれて泊まってご飯を食べたのは多分、小泉純一郎総理だけです。
そういった意味では、もうものすごい近くなっているんだと思います。
では、何で小泉総理がそんなにブッシュ大統領と話が合ったか。
コリン・パウエルの次の人で海兵隊上がりのアーミテージという国務省の副長官が会談に同席していたのですが、彼が話しています。
私は小泉さんの英語は1回も聞いたことがないので、どれくらいうまいのか全然知らないんですが、
イギリスにちょこっといたという話ですから、そのくらいだと思って間違いと思います。
初めて3年前の5月に小泉・ブッシュ会談が行われた時、普通初めて会えば
「Hello」とか「How do you do?」とか「Nice to meet you」とか言うにちがいないんですが、
小泉総理はいきなり
「You know "High Noon"」
と言ったそうです。『真昼の決闘』という映画で、Do not forsake me, oh my darling という歌で知られる、あれです。