06/11/05 10:27:42 .net
ここにお見えの方々も、総務省というのは何をするところか、
あまりわかっておられない方のほうが多いと思います。
簡単に言えば、昔でいう旧内務省から建設・警察を外して
逓信を加えたみたいな、もう超巨大な官庁です。
何をやっているかというと、約3200ある市町村のすべての窓口を前は自治省が今は総務省がしている。
したがって、地方税等々も総務省でやっています。
次に旧郵政省ですから郵便を所管しています。今から2週間後の1月1日は午前7時半くらいから
郵便局に行って、年賀状の配達の人たちが出発する時に「行ってらっしゃい」ということをやるんです。
この郵政業務も総務省です。もちろん、電話もそうですし、テレビの電波も全部これにくっついてきます。
また、インターネット等々、通信・放送はラジオを含めて全部総務省になります。
日本は世界で1番統計の進んだところで、物価がいくらとか失業率がいくらという、
あの種の統計がよく出ますが、この統計局も総務省の管轄です。恩給というものがありますが、
軍人恩給を含めて全部ここの人事・恩給局が所管しています。
また、総務省はほかの省庁に向かって、例えば務省に向かって、
この予算の付け方はおかしいんじゃないか、この組織はおかしいんじゃないか
ということを言える、行政評価・監視という役人が最も恐れる権限を握っています。
ですからどの大臣にでも「ちょっと」というと必ずお見えになって、そこで勧告を行える。
要するに昔の総理府と行政管理庁が統合された総務庁、それに郵政省、白治省を
3年前に全部1つにまとめて総務省という役所にしたわけです。
総務大臣はこれまで、参議院議員で自治省OBの片山虎之助さんが3期3年連続してされていました。
今度は、衆議院議員で初めての総務大臣が出たわけです。