22/05/29 15:15:49.48 MiCVpkiR.net
>>322
永井路子さんの連作小説「炎環」の小四郎を描いた「覇樹」では直談判して姫の前を妻にした後
政子から「大層仲がよいそうですね」と聞かれた義時「かわいい奴です。いくらかわいがっても、すぎるということのないのは、ああいうのを言うのでしょう」
政子「まあ、、、」
義時「かわいがってやればやるほど、いい女になります。めったにないのじゃないかな、ああいう
かはだは、、、」二の句がつげないでいる政子に
四郎は声を落として言う。
義時「生娘でした、まだ」
政子「、、、、」
義時「御所より、どうやら一手早かったようです
政子「四郎」政子の眉がぴくりと震えるのを目で
制して、四郎は薄い微笑を泛べた。
「あのままにしておいたら、御所は黙っていませんよ。人騒動起こらないうちに早めに頂戴してしまったというわけです。姉上からも、せいぜい御ねぎらい頂きたいところですな」
政子「ま、、、いやな四郎」
こんな感じ。
おなごの私は読んでいて少し恥ずかしくなったけど永井さんが描く義時は何しろカッコ良い。
これを小栗に演じさせることは無理だろうなあ。
草燃えるでもこんな描写は無かったけど松ケンなら言えただろう。
後年、茜そっくりの女(後の小夜菊)と直ぐベッドインして側室にしようとした位だから。