19/06/15 09:56:10.56 yEfNWDXB.net
>>184
>税金ではなく視聴料金をとるシステムも理解できる、というか大事なことだと思ってる
>採算が合わない放送を、行政からはある程度独立して運営することは必要だし国際放送もNHKでしかできない
1 国際放送について
NHKは、放送法第20条第1項により、すなわち本来業務の一つとして国際放送および協会国際衛星放送を実施しており、財源は受信料のみでなく日本国政府からの交付金にもよる。
2 政府からの独立性維持については、ケーブルTVやネットの普及に伴うメディアの多核化により、その必要性は薄れてきている。もちろん既存の民放も含めてNHK以外のメディアの独立性が保たれることが前提ではある。
3 TV(放送法にいう「受信設備」)を持つだけで実質的に受信料を強制徴収される仕組み(形式的にはNHKとの契約の存在及びNHKによる支払請求の民事訴訟が必要であるが)は、実態として租税にほかならず、租税法律主義(憲法84条)との関係が問題となる。
4 採算性の低い番組でも放送すべきものがあることは認める。
しかし、それがいかなる番組なのか、さらに実質的に租税ともいえる受信料でNHKがドラマを制作する必要性があるのかといった点について明らかにしなければ、NHKが好き放題に番組制作をしてもよいということになりかねない。
この点、視聴者の声を反映させればよいといった反論も想定されるが、少数の視聴者の声などはほとんど無力であり、行政府又は立法府による監督制度を強化せざるを得ない。
しかし、これは2でみた独立性の維持という観点から問題がある。