21/03/12 10:23:15.15 .net
>>99記事より
書き出しは迷いの言葉だった。東日本大震災発生から10年となるのを受け、フィギュアスケート男子の羽生結弦(26)ANAが報道各社の求めに応じて寄せたコメント。「何を言えばいいのか、伝えればいいのか、分かりません」
五輪を連覇し、国民栄誉賞も受賞した10年の日々。「前を向いて歩いて、走ってきた。それと同時に、後ろをたくさん振り返って、立ち止まってきた」と思い起こす。
あの日、宮城・東北高1年だった羽生は、地元仙台市のリンクで練習中だった。「16年しか生きていない。自分の人生は短いと思った」と話したことがある。
大きな揺れに氷は波打ち、立っていられなかった。このリンクは今年2月13日に起きた地震でも被害を受け、一時営業中止を余儀なくされた。
被災者の一人として被災地を思い、寄り添ってきた。昨年12月には自身の経験を伝える「羽生結弦展」が始まった。現在は仙台市で開催中で、1年をかけて全国各地を巡る予定だ。
羽生が家族と過ごした避難所のスペースの展示もあるなど、防災意識の向上も目的としている。