21/03/23 14:18:28.76 Ufw31pQ+.net
>>758 続き
都築が誇らしげに言う。言葉に迷いはなかった。
「羽生くらいになりますと、スピードが多少足りなくても、テクニックでジャンプが跳べます。
冒頭のループは加速が足りず、若干後ろにウェイトが残っていますけれど、綺麗な動きをしています。
跳ぶタイミングが完璧で、これはなかなかほかの選手には真似が出来ない。このくらいの加速だと、普通の選手では跳べないと思います。
スピンは、だんだん下手になってきているんですよ。小さいときは、ものすごく上手だったんですが。
高校生の頃は、切りつけられるような回転の速さでした。シニアになると、あまり練習をしなくなるのですが、スピンは、練習すればするほど回転が速くなります。
今も、うまくまとめているはいるけれど、もっとレベルの高いものを見せてほしいと思います。なんと言っても、彼は羽生結弦なんですから」
おそらく、それはストックホルムの世界選手権で披露されるのではないか。
羽生結弦は「戦うことが好き」と言っている。ストックホルムには、好敵手ネイサン・チェンもいる。戦うのにこれ以上の舞台はない。
「Let Me Entertain You」と「天と地と」についても詳細を聞いているが、それらについては世界選手権後に綴る。次回に、だ。
ここでの最後は、大舞台に向けた言葉を紹介しておきたい。