21/03/11 12:13:10.32 M5FsAh6c.net
【日刊スポーツ】震災から10年…羽生1182字エール「頑張って」
[2021年3月11日4時0分]
URLリンク(www.nikkansports.com)
3月11日午後2時46分、東北地方中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災の発生から10年を迎える。
仙台市で被災し、避難所生活も送ったフィギュアスケート男子の羽生結弦(26=ANA)。当時高校1年生は、この10年で冬季五輪2連覇を遂げた。
今、自身が支えられた言葉を返す。被災地に届くと信じて1182字のコメントを寄せた。
◇ ◇ ◇
何を言えばいいのか、伝えればいいのか、分かりません。
あの日のことはすぐに思い出せます。
この前の地震でも、思い出しました。
10年も経ってしまったのかという思いと、確かに経ったなという実感があります。
オリンピックというものを通して、フィギュアスケートというものを通して、被災地の皆さんとの交流を持てたことも、繋がりが持てたことも、笑顔や、葛藤や、苦しみを感じられたことも、心の中の宝物です。
何ができるんだろう、何をしたらいいんだろう、何が自分の役割なんだろうそんなことを考えると胸が痛くなります。
皆さんの力にもなりたいですけれど、あの日から始まった悲しみの日々は、一生消えることはなく、どんな言葉を出していいのかわからなくなります。
でも、たくさん考えて気がついたことがあります。
この痛みも、たくさんの方々の中にある傷も、今も消えることない悲しみや苦しみも…それがあるなら、なくなったものはないんだなと思いました。
痛みは、傷を教えてくれるもので、傷があるのは、あの日が在った証明なのだなと思います。
あの日以前の全てが、在ったことの証だと思います。