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>>153 続き
【AERA】「トリプルアクセルすら跳べない時期あった」 羽生結弦のコロナ禍での葛藤 3/3
■明るい曲のほうがいい
調子を取り戻していくなかで、新プログラムも磨いていった。
ショートは、ジェフリー・バトルが選曲したロック「Let Me Entertain You」。
ただ、リモートで細切れに振り付けしていくには、やはり苦労があった。
「まず最初にステップだけ送られてきたんですが、場所も反転させたり、音の取り方や手の振りは自分でほとんどアレンジしました。
ジャンプも『自分のタイミングだったらこうかな』と、試行錯誤してやってきました」
振付師に頼れないぶん、自分のこだわりを詰め込んだ。
「こだわったのは押し引きみたいなものです。
みなさんが見ている中で、呼吸ができる場所、心からノリ切れる芸術性みたいなものを考えながら振りを入れました。
自分の代名詞のハイライトになるところは(『パリの散歩道』から)ひっぱってきた部分もありますし、
このプログラムの音にどういう振りを入れるかを大事にしました」
羽生の十八番であるブルースロック「パリの散歩道」からひっぱってきたのは、長い手足を生かしたポーズ「ヘランジ」。
ファンの心をくすぐる一曲を仕上げていった。
「最初はピアノ曲を探していたんですが、ニュースや世の中の状況をみているなかで、やっぱり明るい曲のほうがいいなと。
ちょっとでも明るい話題になったらなとこの曲に決めました」
(ライター・野口美恵)
※AERA 2021年1月18日号より抜粋