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■羽生結弦は「70年代少女漫画」の永遠の少年? “異次元のメンタル”指摘する声も〈AERA〉 3/8(木) 11:30配信 AERA dot.
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>「ユヅルー、ハニュウ」
> その名前がコールされると、会場からひときわ大きな拍手と歓声が起こった。
>2月25日、平昌オリンピック最終日。フィギュアスケート・エキシビションのトリを飾った羽生結弦(23)は、氷の感触を確かめるようにゆっくりとリンクに立った。
> サンサーンスの「白鳥」にイタリア語の歌詞を付けた「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」に合わせ、指の先まで丁寧に舞う。
>演技が終わるとほおを紅潮させて少しだけ天を仰ぎ、つぶやいた。
>「ありがとう」
> この日一番の歓声が響いた。
>野球やサッカーなど1千人以上のプロアスリートのメンタルコーチをしてきた鈴木颯人(はやと)さんは羽生について、
>「ここまで万人に応援されるアスリートはまれ」
> と話す。鈴木さんによると、多くの人に応援されるキャラクターかどうかが、アスリートとしての成長を大きく左右する。いくら実力があっても、人間性が備わっていないアスリートには早晩限界が来て、やがて消えていく。
>応援は時には重圧にもなるが、羽生はそれを自分への追い風に変え、66年ぶりの五輪連覇を成し遂げた。
> 金メダル翌日の記者会見では、こう言ってのけた。
>「4回転アクセルを目指したい」
> 鈴木さんは言う。
>「プレッシャーもあったはずなのに、それを一切見せない。結果を出した自分を素直にほめ、純粋にスケートを楽しむために次の目標を口にする。異次元のメンタルの持ち主だと思います」