17/03/02 16:13:35.26 5k4Zs8pe.net
冬の華フィギュア 城田憲子
簡易版
URLリンク(pbs.twimg.com)
韓国で行われた4CCの男子は、FPで5種のクワドが飛び交うハイレベルな争い。
ネイサンがSPの貯金で逃げ切ったが、SP3位からゆじゅくんが追い上げた演技も見事だった。
ゆじゅくんは後半の4S-3Tが2Sになったのが痛かった。
しかし、その後予定外の4回転をプラスして猛烈な巻き返しを見せた。
ネイサンとの差は4点足らず。
3連続はミスったけど、最後に3Sを入れてたら逆転出来た計算。
ゆじゅくんの特徴は、ジャンプの質が高いこと。
踏み切りが方が教科書通りで、エッジの内側と外側をきちんと使い分けているから美しい。
ただ跳ぶのではなく、助走に難しいターンやステップを入れ込み、王者の風格がある。
ネイサンは4種のクワドを5本跳び、4回成功させた。
個々のジャンプを見ると両足着氷、回り過ぎ、完璧ではなかった。
助走も跳ぶための動作が多く、技と技のつなぎまで気が回っていない印象。
しかし、GOEにあまり響かないのは、難しいクワドを跳んだ勢いが勝ったから。
男子はジャンプが醍醐味だから、評価も高くなる。
韃靼人の曲も、終盤のオーケストラが盛り上げ、多少のミスはカバーしてくれた。
対するゆじゅくんは、おだやかなピアノ曲。
曲に助けて貰うろいうより、自分の演技で曲を盛り上げていくプログラム。
総合的に芸術面を評価する演技構成点に響いた面があったかもしれない。
演技を「助けてくれる」曲を選ぶのがフィギュアの定石だ。
ゆじゅくんがあえて難しい曲を選んだのは、自らの幅を広げるための挑戦。
逆に、曲を助けるぐらいの演技が出来れば、素晴らしいプログラムになる。
五輪前年の今季だから挑戦できる難題でもある。
3月のワールドで完成形を見せてくれると期待している。