15/08/29 07:44:34.76 .net
(引き続き>>168)
医師のほうが「賢い」っていう単語を使うのはちょっと意味が曖昧かな。
医師のほうが知識の抽斗をたんくさん持っているのは当然。
だから、きちんとデータを出してくれればきちんとそれは受け入れる。
ただ、たまに医師の知らないことをこちらが特定してしまうことがある。
俺の精神科の実例だけでも2件ある。
・テグレトールで音が半音下がって聞こえる、というのは、ネット上に
患者が作った体験記の類では頻出だけど、俺の主治医は知らなかった。
DIには「聴覚異常」としか書いてなくて、主治医は実際にそういう症例に
あたったことがなかったらしい。
・ストラテラを飲み始めて、そんなに資料が多くはないはずなのに躁転した
ことがあった。DIを読み込んでパキシルが原因だと特定したのは俺のほうだった。
(昨日、最新のDIを確認したらパキシル併用注意はきちんと追記されていた。)
主治医は「なるほどそういうこともあるのか」と頷いていた。
あと、本当に情報調査能力が高校生並じゃねえかと思える医者にもあたったことがある。
風邪で耳鼻科に行って、抗菌剤を処方してきた(ここだけでそもそもナンセンスだ)上に、
お薬手帳を医師に預けて、パキシルを飲んでいることは伝わっているはずなのに、
メジコンを処方されて、飲んだらひどい目にあった。
これの種明かしは、メジコンのDIには「2D6阻害剤と併用注意」と書いてあるけど、
そういう薬としてパロキセチンが例示されていないから気が付かなかったんだろうね。
あるいは、DIには書いてあるけど『今日の治療薬』には書いてなかったとか。
(まだ続く)