14/08/17 21:52:03.50 .net
夕子のことを気持ち悪くなった千代美は、同僚がほしがったため、マフラーを渡す。
さらに、夕子の「白金にある5LDKのマンション」に向かうと、そこは古びたアパートだった。
夕子の部屋のドアをノックすると、隣人は「結婚もしてないし、娘なんかおらず、天涯孤独」と教えられる。
また、マフラーをあげた同僚が、マンションから転落死した、と知らされる。
夕子からの電話に出た千代美は、夕子から「あの女には、赤いマフラーは似合わないわ」と告げられる。
恐ろしくなった千代美は、共同墓を解約することにした。
慌てて墓地に向かう千代美の前に、夕子が現れる。夕子は千代美の解約を阻止しようと、追い回す。
崖っぷちに追い詰められた千代美に、夕子は「私は友達が出来たことがないの。一緒に死んで、同じお墓に入ろう」と誘う。
千代美の「あなたは、友達なんかじゃない」と言う言葉に、夕子は「あなたが墓友だって言ったんじゃない…ウソだったのね。
じゃあ、私一人で死ぬわ」と言い、自らの腹部を刺す。駆け寄る千代美に、夕子は「私のことを心配してくれるの?…やっぱり友達ね」と言い、ともに崖から飛び降りる。
病院に搬送され、夕子は死亡し、千代美は命拾いをした。千代美は夕子の墓参りをする。
墓に花を手向けたその瞬間、墓下から手を引きずり込まれる……というのは、千代美の夢だった。
引きずり込まれた後、千代美の心拍は停止して死亡した。結局、千代美は夕子の墓友になってしまうのだった。