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■ 「一般的にいって、農村部落の場合、苗字はたいていひとつか二つである」
地区の大半が一つの姓となるのは分家による場合が多い。明治新姓時に同一姓となった地区は後に改姓した例が多くある。
■ 「一つの部落で五つも六つもの違った苗字がついている場合もあるが、そうした部落はそう多くない」
日本全体と同じく西日本の方が姓の種類が多い。また、大都市では転入により姓が多様となっている。
■ 「これまで調査してみたなかでも、いくつかの部落で実に差別的な苗字がつけられていることがわかった。すぐに皮革業を連想する『△田』あるいは『K△』姓は、東日本に関するかぎり、百パーセントに近く部落の苗字であった」
記述での「百パーセントに近く」という根拠は不明。集計結果から見た場合は『△田』と『K△』は全国の順位よりもはるかに上位にあったので多かったということは言える。起源としては、このような職業からの場合よりも日本全体と共通して地名からが多い。
『同和教育を知る 差別の現実に深く学ぶ』(本田豊、エムティ出版、1992)