【腐女子カプ厨】進撃の巨人雑談1535【なんでもあり】at NANMIN
【腐女子カプ厨】進撃の巨人雑談1535【なんでもあり】
- 暇つぶし2ch630:って結局電話もメールもしなかったけれど、今はそんなことは言っていられない。祈るように発信音を聞く、それを何度繰り返したってあいつは電話に出てはくれない。 ぶつり、手元で携帯を操作してまた電話を切る。またひとつ、繋がりが消えていくような感覚。 「っ、はあっ…どこだ、エレン…!」 走って走って、手当たり次第にエレンの姿を探す。一縷の望みを賭けて訪ねた自宅マンションにはまだ帰っていなかった。大学にも行ってみたけれど、どの学部かも解らずにただ立ち尽くすしかなかった。 見知った顔にでも会わないかとうろうろしてみても、夕暮れ時を迎えてじわり冷えてきた空気が肌を刺すばかり。いっそ、あのむかつく間男――ジャン・キルシュタイン、あいつでもいい、エレンの居場所を誰か教えてはくれないだろうか。俺には解らない。あいつが今、どこにいるのか。 ふらふらと彷徨いながら、足はいつの間にかあのカフェへと向かっていた。エレンと初めて出会った場所。エレンがバイトを始める前から常連だったというのに、いつの間にか通わなくなってしまって、もう随分と経つ。 入るかどうか少しだけ迷って、それでもあいつがいるかもしれないと思い直してドアを開いた。カランカラン、と変わらないベルの音が静かに響く。それを聞いて振り向いた顔が驚きに染まった。 「おや、珍しいなリヴァイ。どうしたんだいきなり」 カウンターの中、変わらず佇むのはここのマスターであるピクシス。初めから年寄りだと余り変化が解らねえな。若干失礼なことを思いながら、久方ぶりに中へと足を踏み入れる。中途半端な時間だからか、どうやら客はいないようだ。 「…エレンは、来ていないか」 挨拶もせずに用件のみを告げたことに、ピクシスはピクリと片眉を吊り上げた。こちらの様子に、おそらく大体の事情を察したんだろう。含んだような笑みをその痩せた頬に貼りつけて、いかにも楽しげな声色で言葉が返ってくる。
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