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メキシコペソPart299 - 暇つぶし2ch48:名無しさん@お金いっぱい。
24/06/22 16:07:14.02 B/xrR6+R0.net
ショーペンハウアー?西洋哲学解説【表象】【意志】
URLリンク(youtu.be)

あなたがもし死んだとします。
死んでしまった後の世界はどうなるのか? と考えてみるとわかりやすいかもしれません。

世界が自分の表象であるとするならば、自分が死んでしまった後は、表象である世界はなくなることになります。

普通に考えると違和感がありますよね。

しかし、こう考えてみてはどうでしょう。
私たちは自分を取り巻く【モノ自体】を直観して対象を生成している。
そして、その生成している根拠は自分自身の認識方法にある。
であれば、自分が認識している世界と、他者が認識している世界が同じであるかどうか?については判断することができません。

これは、クオリアの問題と近いですね。
極端に言えば、『私』が認識している世界は、私の認識においては他の誰でもない私だけの世界だと言えるのです。

ですから、仮にその根拠である私が死んでしまったら、当然それまで続いてきた認識はなくなり、
それと同時に『私が認識していた世界』は消えてなくなりますよね。

これを私の表象が消えた。といっても大きな違和感はないと思います。

このようにして、ショーペンハウアーはこの世界の【一方の側面】は表象であると考えたのです。
ここまではドイツ観念論と近い考え方です。
ちなみに彼は博士論文で『根拠の原理の4つの根について』という人間固有の認識方法についての研究を発表をしています。
このとき、若干25歳です。ガチの天才です。

そして、彼はここからさらに一歩踏み込んだ考え方をします。
私が死んでしまったとして、私が表象していた世界が消えてなくなる。のは分かったと。

では、本当に自分が死ぬと世界そのものが無になってしまうのか?
ここまでの話でもこれは考えられないわけですね。

そもそも表象を生み出していた大元のものがあったはずです。
そうです。いわゆるモノ自体です。

私たちはモノ自体を直感することで認識によって対象(表象)を生み出していたはずです。

であるならば、認識の後にある表象が消えたところで、その手前にあったモノ自体は消えないと考えるのが普通です。

カントはモノ自体を理解することはできないといいましたが、ショーペンハウアーはこれをなんとか理解しようとしました。

でも、モノ自体を認識することはできないのは間違いないので直接観測して何かを判断することはできません。

そこで彼は、表象の方に着目しました。
モノ自体が認識できないとしても、その現れである表象を観察しまくれば何かの共通点などが見つかるのではないか?
そこから逆算してモノ自体の本質に近づくことができるのではないか?
そのように考えたんですね。

そして、モノ自体は『意志』である。という結論にたどり着きます。


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