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アナログレコードの魅力に迫り、レコード盤に刻まれた音を拾い上げる「レコード針」を特集した。
この内容をお届けしたのは、8月12日(水)放送のJ-WAVE『STEP ONE』(ナビゲーター:サッシャ、ノイハウス萌菜)。最新の音楽から時事問題、スポーツ、世界の音楽チャート、ランチ情報までをカバーする情報エンターテイメントプログラムだ。
日本企業が世界シェアの9割
今週の『STEP ONE』では、さまざまな角度からアナログレコードを楽しむ企画をお届け。8月12日(水)の放送では「レコード針」について掘り下げた。
番組では、レコード針で世界シェア9割を占める株式会社ナガオカの担当者をスタジオに迎え、レコード針の歴史を伺い、実際に針が違うと音がどう変わるのかについて検証した。
ノイハウス:今日、注目するのはレコード盤に刻まれた音を拾い上げるレコード針です。世界中でレコードをプレイするときに使う針ですが、世界シェアの9割を占めるのが、なんと日本の企業です。世界中で愛される針を作っている株式会社ナガオカで30年以上、針に携わっている西 武司さん、そして海外事業を担当されている松尾美奈さんにお訊きします。
サッシャ:まずは、いろはの「い」から。レコード針は、レコード盤に刻まれた音をどういう仕組みで拾い上げて、音にしているのでしょうか。
西:レコードの溝には細かいギザギザ、凹凸が刻まれています。それをレコード針の針先が通り、カンチレバーという針先につけた棒が振動することによって、カートリッジという中にあるコイルと磁石が振動して電気信号に変換します。そして、アンプを通してスピーカーから音を出します。
ノイハウス:いやぁ、すごいですね。
サッシャ:理由はわかりましたけど、「なんで?」と思います。
西:カートリッジ自体は「小さな発電所」みたいなイメージで思っていただければ。
サッシャ:へええ。最初は蓄音機で始まったと思いますが、針先はどんな歴史をたどっているのでしょうか。
西:SP盤といわれる、今の塩化ビニールで作った盤とはまた違うものです。それを再生するのに昔はそれこそ植物、サボテンの棘でした。
ノイハウス:え、あの棘を使って?
西:ソーン針というんです。あとは竹ですね。
ノイハウス:細く切って、というか削って?
サッシャ:昔はよく「削れちゃう」と言いましたよね。
西:そうですね。どうしても竹やサボテンは、1曲聴いたら削らないとダメでした。それで段々と針は固いものになりましたが、鉄針というのもだいたい1枚レコードを聴くと変えないとダメでした。
ノイハウス:そんなペースなんですね。
サッシャ:今は変えませんよね。
西:その次が、ルビーとかサファイアといった宝石を尖らせて針にするんですけど、それでも15時間から30時間くらいしかもたないんです。だから、LPでいうと30から40枚ぐらい。そのあと、現在、主流になっているダイヤモンドになりました。
ノイハウス:硬いと言いますからね。
西:使い方によりますが、300時間ぐらいまでもつと言われています。
今聞こえない音が、聞こえてくるかも
世界で評価されているナガオカの針だが、今でも進化は続いているという。
サッシャ:松尾さんは海外とのやり取りもされていると思いますが、世界でナガオカの針はどのような評価を受けているのでしょうか。
松尾:海外のお客様からは、音の細かな表現力や長年培ってきた加工技術の評価をいただいております。ナガオカはレコード針だけではなくて、ダイヤモンドや超硬合金という硬くて加工が難しい素材を、非常に細かく加工する技術を長年培ってきました。レコード針はすごく小さな部品ですが、その小さなものを正確に1個1個作るという技術そのものが、海外からも評価されていますし、強みだと思っております。
サッシャ:なるほど。西さんはお勤めになって30年以上と伺っています。30年のあいだにレコードからCDになったりと、いろいろなことがありました。レコード針は進化しているのでしょうか。
つづき
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