26/08/17 12:19:03.76 BPlyUvxC.net
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Image: AuctionsPlus
オーストラリア南東部、人口2,000人ほどの町ニル(ビクトリア州)で、1台のトヨタ・ランドクルーザーが現役を退きました。
総走行距離を示すオドメーターの数字は999,999km。100万kmの大台まで、もうあとすこし。オーナーのゲイリー・ドリスコルさんは、そこであえてアクセルを踏むのをやめています。
6桁目がひっくり返る瞬間は、次のオーナーに譲る。そう決めたからです。
その1台が、いまオンラインオークションにかかっています。締切は8月17日18時(シドニー時間/日本時間17時)。残り、あと数日です。
毎日180kmを15年半
ドリスコルさんの仕事は、家畜と穀物を扱うディーラー。西ビクトリアの牧場を回るのが日常です。
彼の愛車は2010年4月に新車で買った、トヨタ・ランドクルーザー・200シリーズ「サハラ」で、以来、1日平均180km以上を走り続けました。ざっくり東京から静岡あたりまで、と言えば距離感が伝わるでしょうか。
999,999kmは、地球をだいたい25周した計算になります。数字だけ並べると現実感がありませんが、「毎日ひたすら仕事で走った15年半」の積み重ねなんですよね。なんて尊い数字だ。
整備記録、約100回
単に走りまくって達成した数字ではありません。日頃からのメンテナンスが効いています。
サービス記録簿には、認証工場のスタンプが約100個。15年半で100回なので、およそ2か月に1回のペースです。長年にわたるメンテナンスの証が詰まった、この記録簿も貴重な資料となりそうですね。
おかげというべきか故障知らず、部品交換もほぼ無し。エンジンも6速ATも、載せ替えなしの新車当時のままで、動作も良好。大きな交換は、973,000km地点でのスターターモーター1個だけ。
近所のスーパーを往復するだけのクルマのほうが、なぜか先に調子を崩すと聞いたことがあるかもしれません。エンジンにとって一番きついのは、冷えた状態から動き出した直後です。オイルは硬く、燃料も濃いめに吹く。適温まで10~15分ほどかかります。買い物往復だと、ずっとその「きつい時間」の中にいることになるわけです。
逆に1日180km走るなら、冷えている時間は全体のごく一部。エンジンからすれば、むしろ調子が良いところといえるでしょうか。
この999,999kmは、トヨタの技術力を褒めたり、頑丈さを称えたりするだけでは説明がつきません。「丈夫な設計 × エンジンに優しい走り方 × 2か月に1回の整備」という掛け算が15年半続いた結果、と読むほうが正確そうです。
逆に言えば、それくらい気を回してやれば、条件にもよりますがこれだけ走れるという一つの成功例でもあります。
さぁ、6桁目はどうなる
そして、いちばん気になるところ。
このクルマのオドメーターは6桁表示です。100万kmに達したとき、ゼロに戻るのか、999,999のまま固まるのか。
ドリスコルさんいわく「トヨタもわかってないんじゃないかな。200系でここまで走った個体、たぶん他にないので」。
設計者が「まあ、ここまでは来ないだろう」と思った数字を、誰かが本当に超えてしまったときに起きること。その答えを見られるのは、落札した人だけです。
テレビゲームのカウントストップだと、ゼロに戻る、そのまま止まる、数字がバグっちゃうといったケースがありますが…。落札主には忘れずに証拠を残しておいてもらいたいものですね。
ある販売店の営業マネージャーは「トヨタが買い取って博物館に収める可能性もある」と話しているとか。もしそうなったら、6桁目の謎は永遠に謎のまま。それはそれで、美しい気もします。
いくらで売れる?
価格について、ドリスコルさん本人は控えめな見通しです。
「3万豪ドル以上にはなってほしい」としつつ、同じクルマでも走行距離が半分以下でも相場が3万~3万5,000豪ドル。ちなみに現在1豪ドルが112円台半ばですので、3万豪ドルはおよそ337万円くらい。走行距離100万km近い個体にそれだけ出す人がどれだけいるかは…ナゾです。
つづき
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