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朝鮮学校に通う在日コリアンの少女・ソヒを描く映画『トロフィー』。監督・脚本を務めた在日コリアン3世の孫明雅(そんみょんあ)さん(37)に、作品にどのような思いを込めたのか、インタビューしました。
映画『トロフィー』は朝鮮学校に通い、朝鮮舞踊に打ち込む在日コリアンの14歳の少女・ソヒが主人公の物語。K-POP好きな日本人の少女・未来と仲良くなりますが、アイドルのチケットを手に入れるため、朝鮮学校の校長である父の勲章をオークションサイトで売ってしまいます。
■「あまり向き合いたくないテーマ」 朝鮮学校を舞台にした理由
監督・脚本を務めた孫明雅さんは、『万引き家族』などを手がけた是枝裕和監督や、『すばらしき世界』などを手がけた西川美和監督のもとで監督助手を務め、今作で長編映画デビューを果たしました。
―長編映画デビュー作で朝鮮学校を舞台にした理由は何ですか?
今の映画企画の会社に入って全然取材の仕方も分からないですし、脚本の書き方とか、物語の作り方も全く分からなかったんですね。“みんなが知らなくて自分だけが知っている”というのは朝鮮学校に通っていたときのことなのかなって思って。それで自分の朝鮮学校時代の日常をベースに書き始めたのが最初ですね。
朝鮮学校に通っていたんですけど、あまり向き合いたくないテーマだったんですよね。というのも朝鮮学校に通いながら、母親も朝鮮学校の先生をしていて、この映画の主人公のようにあまり親の仕事を理解できなかったりとか、そういうところがあったので。最初は朝鮮学校とか組織に対してわりと批判的な物語を書いていました。
―そこからどのように変化していったのでしょうか?
脚本を書いていく中で、「今の朝鮮学校は私の時代とも違って時代とともに変わってきているから取材をしたらどう?」って言われて取材をしていったんですけど。なぜ先生たちが朝鮮学校を存続しようとしているのかとか、どういう思いで子どもたちと接しているのか、なぜ日本に朝鮮学校が存在していいのか、存在したいのかという思いがすごく取材をする中で伝わってきて。なので、後半は脚本を書く中ですごく変わっていきましたね。
つづき
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