26/07/03 16:31:16.35 92T+4QAP.net
近年、奈良公園で異変が起きている。シカとふれあうための定番アイテム「鹿せんべい」が、売り切れになるという事態が相次いでいるのだ。
現場では「売り切れると思ってなくて」という観光客の戸惑いの声が上がる。
その背景には海外からの観光客が増加し、需要が高まっているほか、シカの頭数自体が増えているという実態や、「神の使い」であるシカが食べる「鹿せんべい」を作れるのは、限られた許可を受けた奈良県内5カ所の製造所のみという事情があった。
かつては十数カ所の製造所があったものの、後継者不足などを理由に減っていき、残ったところも人手不足などから、増産は難しいという。
「手一杯。ほんまの手一杯。追いついてません」という切実な言葉も聞こえてきた。
■「ソールドアウト」 昼過ぎから6カ所で完売
奈良公園では今の時期、シカの出産シーズンが重なり、生まれたばかりの子ジカが自分の足で立ち上がる場面が見られることも。
そんなにぎわいの中で、鹿せんべいの販売所の前には、長い行列ができていて、午後2時すぎには完売となりました。
この日は、取材班が確認できただけでも、6カ所の販売所で完売となっていました。
「今ちょうど探し始めたところで、ないなという感じですね」と話したのは福岡から訪れた観光客だ。
初めて奈良を訪れたというポーランド人観光客も「鹿せんべいは買えなかったよ、残念だ」と肩を落とした。
鹿せんべいはこれまで売り切れることがほとんどなかったという。一体、何が起きているのだろうか。
■売り切れの背景には 2つの要因
鹿せんべいの販売を管理し、収益を保護活動に充てている一般財団法人「奈良の鹿愛護会」の中西康博副会長は、要因の1つとしてインバウンドを含む観光客の増加を挙げる。
中西康博副会長:やっぱり外国人の方が、たくさん来ていただいたというのはあるでしょうね。
しかし、問題はそれだけではない。シカの頭数そのものが増えていることも、売り切れを加速させている可能性があるという。
2025年7月に実施した頭数調査では、奈良公園のシカは1465頭と過去最多を更新した。
中西康博副会長:今度(今年)7月に頭数調査をやるが、多分1700頭いくのではないか。
観光客の餌やりなどの影響で栄養状態の良いシカが増え、その結果として頭数が増加しているとみられている。
増えたシカが鹿せんべいを求めるようになり、観光客の購入とも重なることで、供給が追いつかなくなっている可能性があるというのだ。
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