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節分のイメージ
節分の日は子どもと豆まきをしたり、豆を食べたりする家庭も少なくないと思われるが、子どもはかむ力や飲み込む力が大人に比べて弱いうちは、のどに詰まらせやすいため注意が必要。どんな食べ物でも窒息や誤嚥のリスクはあるが、特に丸くてつるっとしたものや粘着性が高いもの、固くて噛み切りにくいものなどは窒息につながりやすい。消費者庁には、子どもが食品で窒息や誤嚥する事故情報が医療機関から寄せられている。
消費者庁に寄せられた事故情報は以下の通り。
・「炒り豆を口いっぱいに頬張っていたときに椅子から転落して顔をぶつけ、痛みで泣いた際に咳き込んだ。咳き込みが続いたため病院を受診したところ、CT検査で気管支に５mmの異物が確認された。手術にて異物（豆）を除去し、６日間の入院となった。」（１歳）
・「夕食中、こどもが口に食べ物を入れたまま保護者に話しかけていたところ、むせ込みだした。自分の手を口に入れてきゅうりなどの食べていたものを出したが、咳き込みが続くため救急要請。経過観察のため４日間の入院となった。」（３歳）
・「こどもが公園で遊びながらグミを５個ほどまとめて口に入れたところ、白目をむいた状態になった。保護者が３回から４回ほど強めに背中を叩くとグミが口の中から出てきた。救急搬送され診察後、帰宅となった。」(４歳)
消費者庁は子どもの食品での窒息や誤嚥を防ぐためのポイントを紹介している。
一つは小さく切り分けてあげること。少しずつよく噛んで食べるよう伝えるよう心がけたい。加えて、切り分けた複数個を口に入れるなど、一度に多くの量を口に入れることがないように様子を見守ること。
また食べているときは、姿勢をよくし、食べることに集中させる。口の中に食べ物が入ったまま大声を出したり、遊んだりすると、窒息・誤嚥のリスクがある。
泣いているときなどに、なだめようとして、食べ物をあげるのもやめた方がいい。もし、のどが詰まって、声を出せない、苦しそうな呼吸が見られる、顔色が急に青くなるなど窒息が疑われる変化が現れた場合は、「背部叩打法」などの応急処置を速やかに行うこと。
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