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いつの世も、親の思うようにいかないのが子供の世話。それが「病院」などの特殊な空間であれば、よりいっそう骨が折れるというものだ。
ところで以前X上では、とある医療関係者が生み出した育児のテクニックが「天才の発想」と話題になっていたのをご存知だろうか。
■一風変わったアンパンマン、その正体は…
今回注目したいのは、総合診療医・DIOさんが投稿した1件のポスト。
「これすごくない！？ と昔ツイートしたけど、改めて知り合いの子に試したら爆笑してた」「今度から子供がいるときに使っていこう」と綴られた投稿には、みんな大好き「アンパンマン」の顔が写った写真が添えられている。
こちらのアンパンマン、なんと左右の手の指を組み合わせによって作られていたのだった。果たして、どういうことかと言うと…。
■たった5本の指を使うだけ
左手の親指と人差し指で作った輪にマジックペンで「眉」「目」「口」のパーツを描き、その中に右手の人差し指、中指、薬指を入れると、そこには確かにアンパンマンの姿が。
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右手の3本の指が、それぞれ「左頬」「鼻」「右頬」を、見事に再現しているのだ。
こちらのポストは瞬く間に話題となり、投稿からわずか数日で1万件以上ものリポストを記録したほど。
Xユーザーからは「今度、甥っ子たちに会うときに使わせて頂きます！」「子供は絶対に好きなやつ」「ちゃんとアンパンマンって分かるのすごい」「こうして世界が平和になっていくんだ」など、称賛の声が相次いでいる。
早速「我が子に試してみた」という親も少なくないようで、子供と2人で「指アンパンマン」を作るという微笑ましい写真も多数確認できた。
■全ての子供たちに大ヒット
ポスト投稿主・DIOさんは日頃、総合診療医として小児の診療にあたっている人物。
そんなDIOさんは診察室の日常について、「入ってきた瞬間から大泣きしてしまう子供たちも多く、子供たちが緊張や不安を感じている様子をよく目にしていました」と、振り返る。
そのため、何か楽しい方法でその緊張を和らげられないか…と考えていたところ、知人から今回の「手の指でアンパンマンを作る」というアイデアを教えてもらったそう。
早速、知人の子どもに試してみたところ、これが大ウケ。その後もずっと「アンパンマンやって！」というリクエストを受け、その効果を実感したという。このとき手応えを感じたのをきっかけに、診察室でも同テクニックを活用することを思い立ったのだ。
すると、やはり診察室でも子供たちに大ウケ。DIOさんは「子供たちの緊張がほぐれ、笑ってくれることも多くなりました。親御さんからも『診察を怖がっていたのに、すっかり緊張が解けて良かったです』と感謝の言葉を頂いております」と、笑顔で振り返っている。
今回、X上で大きな話題となった件についても、『家族で一緒にやってみて、大笑いしました』といった嬉しいメッセージを多数頂いており、大変ありがたい限りです」と、これまた笑顔のコメントを寄せてくれたのだ。
子供のぐずりに苦労した経験がある人は、ぜひ「とっておきの技」として試してみてほしい。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ：1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X（旧・ツイッター）を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉（浦和）や、蒲田などのローカルネタにも精通。
（取材・文／Sirabee 編集部・秋山 はじめ）
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