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近代日本画の巨匠・横山大観(1868~1958年)の絶筆「不二」が3月、島根県安来市の足立美術館で公開される。個人所蔵で半世紀近く表に出ることはなかったが、大観作品の収集に力を入れる同館が画商を介して購入した。(澤野有輝)
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半世紀ぶりに公開される横山大観の絶筆「不二」=足立美術館提供
大観は生涯にわたり、日本の美の象徴として富士山を描き続け、1500点近くを残した。「不二」(縦46センチ、横57センチ)は1957年、病床に伏しながら完成させた最後の作品で、雪化粧をした富士山が、金色の空を背景に描かれている。
一般公開は名古屋市で78年に開かれた展覧会が最後だった。同館は大観の作品を約120点所蔵しており、開館55周年に合わせ、3月1日に開幕する春季特別展「横山大観の軌跡」で公開することにした。会期は5月31日まで。
木佐布由実学芸員は「気力を振り絞って描いた大観の気迫が富士の姿から感じられる。ぜひ間近で鑑賞してほしい」と話す。
魯山人作品展も
開館55周年記念の企画としてはこのほか、魯山人館と新館で同様に3月1日から、陶芸や書など幅広い分野で活躍した北大路魯山人(1883~1959年)にちなんだ特別企画「北大路魯山人 足立美術館のコレクション一挙公開」が開かれる。
書やてん刻、陶芸、絵画など同館で初公開される作品を含めた計約500点がお披露目される。カニを描いた陶器の皿「かに平向 六人」や、鮮やかな色彩が印象的な陶器の食器「 椿鉢つばきばち 」などがある。会期は5月25日まで。
春季特別展と特別企画の問い合わせは、いずれも同館。
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