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浜松市天竜区水窪町と長野県飯田市南信濃を結ぶ「青崩峠トンネル(仮称)」(全長4998メートル)の本坑の完成式が3月2日に現地で行われる。複雑な地層と強い土の圧力に覆われた工事の難所で、貫通工事を中心に約6年の歳月を費やした。国土交通省飯田国道事務所(飯田市)によるとトンネル内の主要部分が完成したが、舗装作業や電気工事などが残り、車が通行できる開通時期は未定という。
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本坑工事が完了した青崩峠トンネルの内部(飯田国道事務所提供)
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青崩峠トンネル
同トンネルは三遠南信自動車道の静岡県・長野県境をまたぐ「青崩峠道路」(5.9キロ)の一区間を指す。これまでは水窪町-飯田市の間を車で通行する場合、国道152号が通れないため、狭い林道を使う必要があった。車で30分以上かかる道のりに対し、同トンネルを時速60キロで通行した場合、約6分で通過できる。
工事は困難を極めた。青崩峠の地層はうねるように曲がった褶曲(しゅうきょく)構造で、岩盤の落下など日々細心の注意を払った。トンネル内の土の圧力が強く、内壁に打ち込んだボルトが変形し、壁から外れることもあったという。掘削工事の終盤は1日1メートルのペースで進めた。
同トンネルの通行圏内である三遠南信地域は、開通を見据えた地元住民らの交流イベントが開かれるなど、地域の期待が膨らんでいる。昨年9月には静岡県議会の議員が視察にトンネル内を訪れた。飯田国道事務所の浅井直実副所長は「地元の皆さんの理解と受注者の確実な施工で完成することができた。1日でも早く開通につなげたい」と話した。
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