25/01/24 11:54:29.28 8w2++DS6.net
立憲が政権を取る日は来るか…?
先の衆議院選挙で与党を過半数割れに追い込んだのは立憲民主党(以下、立憲)である。ところが、目立っているのは国民民主党の「国民の手取りを増やす」だけで、立憲の存在感はまるでない。
彼らは、政権を取りたいようだが、いまのところ現実味を感じない。
しかし、私は立憲の存在感が増し、ゆくゆくは政権を担える存在になってほしい。そこで、私なりに立憲がどのような政策を打ち出すべきかを、党の特性も踏まえて考えてみたい。
まず、誰もが指摘していることを踏まえておこう。
1.憲法、安全保障、エネルギー政策で現実路線の同意を得ること
2.経済政策についてはどうするのか、どうしたいのかを真剣に議論して同意を得ること
私の見解は「1」はやるしかなく、「2」は熟慮を重ねる必要がある。多くの人は「1」が難しいと考えているようだが、私はむしろ「2」が難しいと考えている。
「現実路線」を選ぶしかない
第1の現実路線は、多くの人が合意を得られないと思っているだろうが、私は得られると思う。その理由は、昔の社会主義者の理想の国はソ連と中国と北朝鮮だったが、今の左派にそんな人はいないからだ。ウクライナに侵略、虐殺を繰り返す国、日本人をスパイ容疑で捕まえて返さない国、日本人を拉致し、国民が韓国ドラマを見ただけで死刑にする国に用心しなくて良いという人はいない。
いたとしたら、ごく少数だから立憲から出て行ってもらえば良いだけだ。
安全保障で、敵はロシアと中国と北朝鮮だと明記する必要はない。自由と民主主義を守ると言えば、敵は明らかになる。相手は核を持っているのだから、日米同盟しかない。日米同盟を機能させるためには、自ら防衛力を高めるしかない。
憲法に自衛隊を明記することに反対する理屈はないと私は思うが、憲法は自衛権を否定している訳ではないから、憲法改正しなくても自衛隊は強化できる。軍備増強の反対派は少なくないかもしれないが、なくなりそうな政党に行くより、立憲にいることを選ぶと私は思う。
原子力は難しいと思われるかもしれない。しかし、イデオロギーだけでなく安全のコストが高すぎて原発の新設は無理だろう。先進国で原発の新設をしている国はない。既存の原発は、安全性を確保して使用するとしておけばよい。改修費用が高すぎて使えない原発も多いだろう。革新的で安全な原発が開発できたら利用するともしておく。これで、実質的に自公政権がしていることとそう変わらない。
左派にアピールする政策として、人権外交をする、人質司法を止めさせるのは良いだろう。人権外交と言っても、「ヘンな国に経済援助をしない」ぐらいしかできないから、ODA予算が少し減るだけだ。
さらに、男系天皇制、夫婦別姓、性的多様性、移民の問題などがある。これらについてどのような判断をしようが、現実路線であることは間違いない。多くの先進国がこれらの政策を行っているからだ。移民政策については、どの党も年に何百万人も受け入れることは考えていないだろうから、いずれにしろ現実路線になる。
つまり、立憲が現実路線を取ることは可能だということだ。
つづき
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