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全国で、高齢ドライバーによる気がかりな運転トラブルが続出している。福島では歩道の縁石に乗り上げる車が、佐賀では交差点へ信号無視で侵入する車が、それぞれカメラに捉えられた。どちらも大事には至っていないが、事故にもつながりかねない状況に撮影者は懸念を抱いている。
福島・鮫川村で11月3日午前10時半ごろ、交通誘導員が心配そうに見守る中で撮影されたのは、クラクションと同時に歩道の縁石に乗り上げる車だ。
目の前に止まっていたバイクのドライバーは、「70~80代の高齢と思われる男性の方ですかね。1回止まって相手の様子をうかがったら、そのままクラクション鳴らされて、それで『ありがとう』の感じで捉えたか分からないけど」と当時の状況を語った。
また、撮影者によると、高齢ドライバーは驚いた顔をしていたという。
撮影者は、「高齢となったら運転も衰えてくるんで、慢心せずしっかりと運転して欲しい」と訴えている。
“ありがとう”と手を上げ…信号待ち目の前で信号無視
一方、佐賀・吉野ヶ里町でも4日午前11時すぎ、高齢ドライバーによる気がかりな運転が撮影された。当時、撮影者は交差点で車が渋滞し、間隔を空けて停車中だった。
そこへ左から直進してきたシルバーの車が、じりじりと交差点に進入してきた。
撮影者の車の同乗者は、「どこいくの?怖いよ…」と怯えた様子で、運転手も気がついて、「おじさん!赤(信号)だよ!」と呼びかけ、クラクションで警告した。
しかし、信号が赤にも関わらず、シルバーの車はどんどん進んでいってしまう。同乗者はその様子に、「思いっきり信号無視だね!」とぼやくしかなかった。
さらに、高齢のドライバーは、まるで“道を譲ってくれてありがとう”というように、手を上げながら右折していったのだ。
当時を振り返り、撮影者は「70歳は超えているだろうなという感じはした。高齢ドライバーなのかなと。おじさんのために(道を)空けていたわけでもないし…手を上げたら何でも許されると思っていらっしゃるのかなと」と当時の状況を語った。
この先運転をして大丈夫なのか心配される運転に、撮影した車の同乗者は「だいじょばない!」と指摘し、苦笑していた。
(「イット!」 11月8日放送より)
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