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維新に影響力残す橋下徹氏、現代表らは「飲み食い政治」古巣批判をXに連投
11/14(木) 18:12配信 産経新聞
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大阪に本部を置く唯一の国政政党「日本維新の会」創設者の橋下徹氏が、自身のX(旧ツイッター)上で党執行部の国会議員批判を繰り返している。馬場伸幸代表(衆院大阪17区選出)らの政治手法を、夜の会食で築いた人脈に頼る「飲み食い政治」と指弾。党の代表選(17日告示、12月1日投開票)に立候補する吉村洋文共同代表(府知事)も出馬会見で、こうした考えに同調した。橋下氏が政界から身を引いて今年12月で9年となるが、古巣への影響力は小さくない。
【グラフィックでみる】橋下徹氏が「X」上で古巣批判を繰り返している
「国政維新馬場・藤田前執行部は政策活動費での政治家の飲み食いも永田町では必要不可欠と言い続けた。そして国政維新は無党派層に見捨てられた」「大阪維新も情けない。なんで藤田前幹事長の年間6000万円の政策活動費の厳格チェックくらいできないのか」(いずれも13日投稿、原文ママ)
橋下氏は10月の衆院選後、馬場氏ら党執行部の国会議員批判をX上で繰り返す。衆院選で維新は府内の全19小選挙区で勝利したものの、衆院の議席全体は43から38に減らし、比例代表の得票数も令和3年の前回衆院選から約300万票減の約510万票だった。
12日の記者会見で代表選出馬を表明した吉村氏は、「永田町の飲み食い政治はもうやめる」と強調。今回で代表を退く意向の馬場氏をねぎらいつつ、会食で築いた自民党議員らとの関係に基づく「密室政治」には否定的な見解を示した。
その上で吉村氏は、情報交換目的の会食で党が支出する費用の上限は、地方議員に倣って1人あたり5千円とすることを提案した。
橋下氏は13日に「大阪維新は何のために今の国政維新国会議員に国会議員をさせて永田町での生活をさせているのか、よくよく考えた方がいい」とも投稿。地域政党「大阪維新の会」の府議は「執行部のお金の使い方は党内で共有されていない」とし「不透明な支出は是正すべきだ」と語る。
ある衆院議員は、派閥パーティー収入不記載問題を受けた6月の政治資金規正法の改正で、執行部が一時的に自民と歩調を合わせたことが、10月の衆院選で逆風を招いたと指摘。「自民にすりよるようなことを繰り返せば有権者に見限られる」と危機感を示した。
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